(1) 関数 $f(x) = x^{\frac{3}{x}} (x>0)$ の極値を求め、極値が存在する場合は極値をとる $x$ の値を答え、存在しない場合は「なし」と答えます。 (2) 関数 $f(x) = \arctan x (-1<x<1)$ をマクローリン展開して現れる $x^7$ の項を求めます。
2025/5/25
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。
1. 問題の内容
(1) 関数 の極値を求め、極値が存在する場合は極値をとる の値を答え、存在しない場合は「なし」と答えます。
(2) 関数 をマクローリン展開して現れる の項を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 関数 の極値を求める。
まず、 の両辺の自然対数をとります。
両辺を で微分します。
よって、
となる を探します。 なので、 かつ です。したがって、 となる を見つけます。
次に、増減表を作成して、極値を判定します。
- のとき、 なので、 (増加)
- のとき、 なので、 (減少)
したがって、 で極大値をとり、その値は、
(2) 関数 のマクローリン展開を求める。
の微分は です。
のマクローリン展開は、 となります。
は の不定積分なので、
の項は です。
3. 最終的な答え
(1) で極大値
(2)