与えられた式 $x^2 - 3xy + 2y^2 - x + 5y - 12$ を因数分解してください。

代数学因数分解多項式
2025/5/25

1. 問題の内容

与えられた式 x23xy+2y2x+5y12x^2 - 3xy + 2y^2 - x + 5y - 12 を因数分解してください。

2. 解き方の手順

まず、xx について整理します。
x2+(3y1)x+(2y2+5y12)x^2 + (-3y - 1)x + (2y^2 + 5y - 12)
次に、2y2+5y122y^2 + 5y - 12 を因数分解します。
2y2+5y12=(2y3)(y+4)2y^2 + 5y - 12 = (2y - 3)(y + 4)
したがって、与えられた式は次のように書けます。
x2+(3y1)x+(2y3)(y+4)x^2 + (-3y - 1)x + (2y - 3)(y + 4)
この式を因数分解できると仮定すると、次の形式になります。
(x+ay+b)(x+cy+d)(x + ay + b)(x + cy + d)
ここで、aa, bb, cc, dd は定数です。展開すると、
x2+(a+c)xy+(b+d)x+acy2+(ad+bc)y+bdx^2 + (a + c)xy + (b + d)x + acy^2 + (ad + bc)y + bd
与えられた式と比較すると、
a+c=3a + c = -3
b+d=1b + d = -1
ac=2ac = 2
ad+bc=5ad + bc = 5
bd=12bd = -12
ac=2ac = 2より、(a,c)=(1,2)(a, c) = (1, 2) または (a,c)=(2,1)(a, c) = (2, 1) のいずれかです。
もし a=1a = 1, c=2c = 2 の場合、a+c=33a + c = 3 \ne -3 なので、これは正しくありません。したがって、a=1a = -1, c=2c = -2とします。
a+c=1+(2)=3a + c = -1 + (-2) = -3
ad+bc=5ad + bc = 5 なので、(1)d+b(2)=5(-1)d + b(-2) = 5 つまり d2b=5-d - 2b = 5
b+d=1b + d = -1 なので、d=1bd = -1 - b
(1b)2b=5-(-1 - b) - 2b = 5
1+b2b=51 + b - 2b = 5
b=4-b = 4
b=4b = -4
d=1(4)=3d = -1 - (-4) = 3
bd=(4)(3)=12bd = (-4)(3) = -12 となり、これは条件を満たしています。
したがって、因数分解の結果は (xy4)(x2y+3)(x - y - 4)(x - 2y + 3) となります。

3. 最終的な答え

(xy4)(x2y+3)(x - y - 4)(x - 2y + 3)

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