(1) 第n項が初めて負の数になるかを求める。
等差数列の一般項は an=a1+(n−1)d で与えられる。ここで、a1=30、 d=−4 であるから、 an=30+(n−1)(−4)=30−4n+4=−4n+34 となる。 an<0 となる n を求める。 −4n+34<0 n>434=217=8.5 n は整数であるから、n=9 が初めて負の数になる項である。 (2) 初項から第何項までの和が最大になるかを求める。
an=−4n+34 より、a1=30,a2=26,a3=22,…,a8=2,a9=−2,… となる。 和が最大となるのは、an が初めて負になる直前まで、つまり第8項までの和である。 等差数列の和の公式は Sn=2n(a1+an) で与えられる。 S8=28(a1+a8)=28(30+2)=4(32)=128 (3) 初項から第何項までの和が、初めて負の数になるかを求める。
等差数列の和の公式は Sn=2n(2a1+(n−1)d) で与えられる。 Sn=2n(2(30)+(n−1)(−4))=2n(60−4n+4)=2n(64−4n)=n(32−2n) Sn<0 となる n を求める。 n(32−2n)<0 2n(16−n)<0 n(16−n)<0 n>0 より、16−n<0 よって、初項から第17項までの和が初めて負の数になる。