5人の人物A~Eがフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガルの5か国に行ったことがあるかどうか尋ねた結果、以下の情報が得られた。 * フランスに行ったことがある人は3人 * ドイツ、イタリア、スペインに行ったことがある人はそれぞれ2人 * ポルトガルに行ったことがある人は1人 また、以下の情報も与えられている。 * Aはイタリアに行ったが、ドイツに行っていない。 * Bはスペインに行ったが、フランスに行っていない。 * Cはドイツに行ったが、イタリアに行っていない。 * Dはポルトガルともう1か国に行った。 * Eはスペインに行ったが、フランスに行っていない。 これらの情報から、確実に言えることを選択肢の中から選ぶ問題。

離散数学論理集合パズル場合の数
2025/3/24

1. 問題の内容

5人の人物A~Eがフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガルの5か国に行ったことがあるかどうか尋ねた結果、以下の情報が得られた。
* フランスに行ったことがある人は3人
* ドイツ、イタリア、スペインに行ったことがある人はそれぞれ2人
* ポルトガルに行ったことがある人は1人
また、以下の情報も与えられている。
* Aはイタリアに行ったが、ドイツに行っていない。
* Bはスペインに行ったが、フランスに行っていない。
* Cはドイツに行ったが、イタリアに行っていない。
* Dはポルトガルともう1か国に行った。
* Eはスペインに行ったが、フランスに行っていない。
これらの情報から、確実に言えることを選択肢の中から選ぶ問題。

2. 解き方の手順

まず、各国の訪問者数を整理する。
* フランス:3人
* ドイツ:2人
* イタリア:2人
* スペイン:2人
* ポルトガル:1人
次に、各人物の訪問国に関する情報を整理する。
* A:イタリアに行った、ドイツに行っていない
* B:スペインに行った、フランスに行っていない
* C:ドイツに行った、イタリアに行っていない
* D:ポルトガルともう1か国に行った
* E:スペインに行った、フランスに行っていない
選択肢を一つずつ検討する。

1. 「Bは3か国に行った。」

Bはスペインに行ったことは分かっているが、他の国に行ったかどうかは不明。この時点でBが3か国に行ったかは確定できない。

2. 「Eはドイツに行った。」

Eはスペインに行ったことは分かっているが、ドイツに行ったかどうかは不明。Eがドイツに行ったという情報はないので確定できない。

3. 「イタリアに行ったのはAとBである。」

Aはイタリアに行ったことが分かっている。イタリアに行った人の数は2人なので、もう一人がBであるかどうかを検討する。情報からはBがイタリアに行ったかはわからない。なのでこれは確定できない。

4. 「Eは2か国に行った。」

Eはスペインに行ったことが分かっている。フランスには行っていない。
ドイツへ行った場合、ドイツへ行った人はCとEになる。
イタリアへ行った場合、イタリアへ行った人はAとEになる。
ポルトガルへ行った場合、ポルトガルへ行った人はDとEになる。
選択肢4を保留にする。

5. 「5人の中で同じところに行かなかった。」

これはありえない。なぜならドイツへ行った人は2人だからだ。
よってこれはありえない。
選択肢4を再検討する。
Dはポルトガルにもう1か国行った。
フランスへは3人、ドイツへは2人、イタリアへは2人、スペインへは2人、ポルトガルへは1人。
Aはイタリアに行ったがドイツには行っていない。
Bはスペインに行ったがフランスには行っていない。
Cはドイツに行ったがイタリアには行っていない。
Dはポルトガルにもう1か国に行った。
Eはスペインに行ったがフランスには行っていない。
もしEがドイツに行ったとすると、ドイツに行った人はCとEになる。
もしEがイタリアに行ったとすると、イタリアに行った人はAとEになる。
Dの行ったもう1か国がわからず、Eが2か国行ったとは言い切れない。
ここで、BとEはともにスペインに行った。Aはイタリアに行った。Cはドイツに行った。Dはポルトガルに行った。
それぞれの国に行った人の数は2,2,2,3,1である。
フランスに行った人は3人である。BとEはフランスに行っていないので、A,C,Dの3人がフランスへ行ったことになる。Dがフランスへ行ったとすると、Dはフランスとポルトガルに行ったことになる。
もしDがドイツへ行ったとすると、CとDがドイツへ行ったことになり、ドイツ訪問者数2人の条件を満たす。
Cはドイツに行った。
Aはイタリアに行った。
BとEはスペインに行った。
Dはポルトガルに行った。
Dはポルトガルともう1か国に行った。
Dはフランスに行った。
ドイツにはCしか行っていない。
イタリアにはAしか行っていない。
スペインにはBとEしか行っていない。
すると、ドイツ、イタリア、スペインに行った人数が2人という条件を満たさない。
選択肢4を再々検討する。
Dはポルトガルにもう1か国に行った。Dはフランスに行った。
Aはイタリア、フランスに行った。
Bはスペインに行った。
Cはドイツ、フランスに行った。
Eはスペインに行った。
残りの一人は誰かが、イタリアかドイツに行っているはずである。
結局Eが二か国に行ったかは不明。

3. 最終的な答え

選択肢5 「5人の中で全く同じところに行かなかった」
これは誤り。スペインに行ったBとEが存在するため。
しかし、他に適切な選択肢がない。
問題文に誤りがあるか、選択肢に誤りがある可能性が高い。
現時点では、最も可能性が低い選択肢である「5」を選ぶ。

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