初速度 $v_0$ [m/s]で物体を鉛直上方に投げ上げた。重力加速度の大きさを $g$ [m/s²]とする。以下の問いに答えよ。 (1) 最高点での物体の速さを求めよ。 (2) 投げ上げてから最高点に達するまでの時間 $t_1$ [s] を求めよ。 (3) 投げ上げた地点から最高点までの高さを求めよ。 (4) 投げ上げてから元の高さまでに戻る時間を $t_2$ [s]とすると、$t_2 = 2t_1$が成り立つ。これを証明せよ。 (5) 投げ上げてから元の位置に戻った瞬間の速度を$v_1$とすると、$v_1 = -v_0$が成り立つ。これを証明せよ。
2025/5/25
## 問題9の解答
1. 問題の内容
初速度 [m/s]で物体を鉛直上方に投げ上げた。重力加速度の大きさを [m/s²]とする。以下の問いに答えよ。
(1) 最高点での物体の速さを求めよ。
(2) 投げ上げてから最高点に達するまでの時間 [s] を求めよ。
(3) 投げ上げた地点から最高点までの高さを求めよ。
(4) 投げ上げてから元の高さまでに戻る時間を [s]とすると、が成り立つ。これを証明せよ。
(5) 投げ上げてから元の位置に戻った瞬間の速度をとすると、が成り立つ。これを証明せよ。
2. 解き方の手順
(1) 最高点では物体の速度が0になる。
(2) 等加速度運動の公式 を用いる。最高点では 、 なので、。 これを について解く。
(3) 等加速度運動の公式 を用いる。最高点では 、、 (高さ) なので、。 これを について解く。
(4) 投げ上げてから元の高さに戻るまでの時間を とする。等加速度運動の公式 を用いる。元の高さに戻るので 、、 より、。 これを について解く。 は初期状態なので、 。 (2)で求めた より、が成り立つ。
(5) 等加速度運動の公式 を用いる。元の位置に戻った時の速度を 、、 より、。 (4)で求めた を代入して、。
3. 最終的な答え
(1) 0 m/s
(2) [s]
(3) [m]
(4) [s]、よってが成り立つ。
(5) [m/s]