与えられた2つの数列の一般項を求める問題です。

代数学数列一般項階差数列等差数列等比数列連立方程式シグマ
2025/5/25

1. 問題の内容

与えられた2つの数列の一般項を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) の数列 2,10,24,44,70,102,140,2, 10, 24, 44, 70, 102, 140, \dots について考えます。階差数列を求めると 8,14,20,26,32,38,8, 14, 20, 26, 32, 38, \dots となり、これは等差数列です。さらに階差をとると、6,6,6,6,6,6, 6, 6, 6, 6, \dotsとなります。よって、元の数列は階差数列が等差数列となる数列(2階差数列)です。
一般項を an=An2+Bn+Ca_n = An^2 + Bn + C とおき、a1=2,a2=10,a3=24a_1 = 2, a_2 = 10, a_3 = 24 を代入して連立方程式を解きます。
A+B+C=2A + B + C = 2
4A+2B+C=104A + 2B + C = 10
9A+3B+C=249A + 3B + C = 24
この連立方程式を解くと、A=3,B=1,C=0A = 3, B = -1, C = 0 となります。
したがって、an=3n2na_n = 3n^2 - n
(2) の数列 3,4,7,16,43,124,3, 4, 7, 16, 43, 124, \dots について考えます。階差数列を求めると、1,3,9,27,81,1, 3, 9, 27, 81, \dots となり、これは公比が3の等比数列です。
したがって、元の数列の一般項 ana_na1=3a_1 = 3an+1an=3n1a_{n+1} - a_n = 3^{n-1}を満たします。
an=a1+k=1n13k1a_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} 3^{k-1}
an=3+k=0n23ka_n = 3 + \sum_{k=0}^{n-2} 3^{k}
an=3+13n113a_n = 3 + \frac{1 - 3^{n-1}}{1 - 3}
an=3+3n112a_n = 3 + \frac{3^{n-1} - 1}{2}
an=6+3n112a_n = \frac{6 + 3^{n-1} - 1}{2}
an=3n1+52a_n = \frac{3^{n-1} + 5}{2}

3. 最終的な答え

(1) an=3n2na_n = 3n^2 - n
(2) an=3n1+52a_n = \frac{3^{n-1} + 5}{2}

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