関数 $f(x) = x^3 + 6x^2 + 12x - 18$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) $f'(x) = 0$ となる $x$ の値を求める。 (2) 極大値と極小値を求める。 (3) $y=f(x)$ のグラフに関する記述を選ぶ。

解析学微分3次関数極値増減表グラフ
2025/5/25

1. 問題の内容

関数 f(x)=x3+6x2+12x18f(x) = x^3 + 6x^2 + 12x - 18 について、以下の問いに答える問題です。
(1) f(x)=0f'(x) = 0 となる xx の値を求める。
(2) 極大値と極小値を求める。
(3) y=f(x)y=f(x) のグラフに関する記述を選ぶ。

2. 解き方の手順

(1) f(x)f'(x) を計算し、f(x)=0f'(x) = 0 となる xx の値を求めます。
f(x)=x3+6x2+12x18f(x) = x^3 + 6x^2 + 12x - 18 より、
f(x)=3x2+12x+12=3(x2+4x+4)=3(x+2)2f'(x) = 3x^2 + 12x + 12 = 3(x^2 + 4x + 4) = 3(x+2)^2
f(x)=0f'(x) = 0 となるのは、3(x+2)2=03(x+2)^2 = 0 のときなので、x=2x = -2 です。
したがって、「オ」の答えは、② x=2x=-2 の1つ。
(2) x=2x = -2 の前後で f(x)f'(x) の符号を調べます。
f(x)=3(x+2)2f'(x) = 3(x+2)^2 なので、x2x \neq -2f(x)>0f'(x) > 0 です。
したがって、x=2x = -2 の前後で f(x)f'(x) の符号は変化しないため、x=2x = -2 で極値をとりません。
f(2)=(2)3+6(2)2+12(2)18=8+242418=26f(-2) = (-2)^3 + 6(-2)^2 + 12(-2) - 18 = -8 + 24 - 24 - 18 = -26 です。
増減表を書くと
x | ... | -2 | ...
---|---|---|---
f'(x) | + | 0 | +
f(x) | ↑ | -26 | ↑
f(x)=0f'(x)=0となるのはx=2x=-2のみで、この前後でf(x)f'(x)の符号は変化しないので、極値は存在しません。
したがって、「カ」の答えは⑥ ない、「キ」の答えは⑥ ない。
(3) 関数は3次関数で、f(x)=3(x+2)20f'(x)=3(x+2)^2 \geq 0なので単調増加である。つまり極大値、極小値を持たない。

3. 最終的な答え

オ: ②
カ: ⑥
キ: ⑥
ク: (選択肢不明)

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