(1) 定義域:
分母が0にならないように、x2−4=0 を解きます。 x2=4 より、x=±2 となります。 したがって、定義域は x=2,−2 です。 (2) 微分:
y=x2−4x3 を微分します。 商の微分公式 (vu)′=v2u′v−uv′ を用います。 u=x3, v=x2−4 とすると、u′=3x2, v′=2x です。 y′=(x2−4)23x2(x2−4)−x3(2x)=(x2−4)23x4−12x2−2x4=(x2−4)2x4−12x2=(x2−4)2x2(x2−12) よって、y′=(x2−4)2x2(x2−12) (3) 変曲点:
まず2階微分を求めます。
y′=(x2−4)2x4−12x2 y′′=(x2−4)4(4x3−24x)(x2−4)2−(x4−12x2)2(x2−4)(2x) y′′=(x2−4)3(4x3−24x)(x2−4)−4x(x4−12x2)=(x2−4)34x5−16x3−24x3+96x−4x5+48x3 y′′=(x2−4)38x3+96x=(x2−4)38x(x2+12) y′′=0 となるのは x=0 のときです。 x=0 のとき、y=02−403=0 したがって、変曲点は (0,0) です。 (4) 極限:
limx→−2−0y=limx→−2−0x2−4x3=(−2)2−4(−2)3=0−8 x が −2 よりわずかに小さいとき、x2−4 は正の小さい値になるので、limx→−2−0y=−∞ limx→−2+0y=limx→−2+0x2−4x3=(−2)2−4(−2)3=0−8 x が −2 よりわずかに大きいとき、x2−4 は負の小さい値になるので、limx→−2+0y=∞ limx→2−0y=limx→2−0x2−4x3=(2)2−4(2)3=08 x が 2 よりわずかに小さいとき、x2−4 は負の小さい値になるので、limx→2−0y=−∞ limx→2+0y=limx→2+0x2−4x3=(2)2−4(2)3=08 x が 2 よりわずかに大きいとき、x2−4 は正の小さい値になるので、limx→2+0y=∞ limx→∞(y−x)=limx→∞(x2−4x3−x)=limx→∞(x2−4x3−x(x2−4))=limx→∞(x2−44x)=0 limx→−∞(y−x)=limx→−∞(x2−4x3−x)=limx→−∞(x2−4x3−x(x2−4))=limx→−∞(x2−44x)=0 (5) 増減表とグラフの概形:
省略 (問題文に具体的な増減表の形が提示されているため、それをもとに計算し埋める。グラフは漸近線と変曲点を考慮して描画します。)