まず、与えられた式を P(x)=x3−12x2+38x−24 とおきます。 次に、P(x)=0 となるような x の値をいくつか探します。整数の解の候補は、定数項 −24 の約数です。 試しに、x=1 を代入してみると、P(1)=1−12+38−24=3 となり、P(1)=0 です。 次に、x=2 を代入してみると、P(2)=23−12(22)+38(2)−24=8−48+76−24=12 となり、P(2)=0 です。 次に、x=3 を代入してみると、P(3)=33−12(32)+38(3)−24=27−108+114−24=9 となり、P(3)=0 です。 次に、x=4 を代入してみると、P(4)=43−12(42)+38(4)−24=64−192+152−24=0 となり、P(4)=0 です。 したがって、x=4 は P(x)=0 の解の一つです。このことから、P(x) は (x−4) を因数に持つことがわかります。 次に、P(x) を (x−4) で割ることで、残りの因数を求めます。割り算を実行すると、以下のようになります。 x3−12x2+38x−24=(x−4)(x2−8x+6) 次に、2次式 x2−8x+6 を因数分解します。 これは因数分解できないため、解の公式を用いると、
x=2(1)−(−8)±(−8)2−4(1)(6)=28±64−24=28±40=28±210=4±10 したがって、x=4+10 および x=4−10 は x2−8x+6=0 の解です。 よって、x2−8x+6=(x−(4+10))(x−(4−10)) と因数分解できます。 したがって、P(x) の因数分解は以下のようになります。 P(x)=(x−4)(x−(4+10))(x−(4−10)) 画像から、因数分解は P(x)=(x−a)(x−b)(x−c)の形で表されることが予想され、a,b,c は整数であると考えられます。 x=6を代入すると、P(6)=63−12(62)+38(6)−24=216−432+228−24=−12 なので、x=6は解ではありません。 x=1のとき、P(1)=1−12+38−24=3 x=2のとき、P(2)=8−48+76−24=12 x=3のとき、P(3)=27−108+114−24=9 x=4のとき、P(4)=64−192+152−24=0 x=5のとき、P(5)=125−300+190−24=−9 x=6のとき、P(6)=216−432+228−24=−12 (x−4) で割った結果、x2−8x+6 になります。この2次方程式は、整数解を持ちません。 問題が因数分解であるなら、画像より整数解を持つ可能性が高いです。
改めて検討すると、x3−12x2+38x−24=(x−a)(x−b)(x−c)なので、abc=24が成立します。 x3−12x2+38x−24を微分すると、3x2−24x+38なので、解はx=2(3)24±242−4(3)(38)=624±576−456=624±120=624±230=4±330 グラフの概形から、P(x)=0は整数解を3つ持ちそうです。 x=1のとき、P(1)=3 x=2のとき、P(2)=12 x=3のとき、P(3)=9 x=4のとき、P(4)=0 x=5のとき、P(5)=−9 x=6のとき、P(6)=−12 x=7のとき、P(7)=−3 x=8のとき、P(8)=16 x=9のとき、P(9)=69 P(x)=(x−4)(x2−8x+6)より、P(2)=(2−4)(4−16+6)=(−2)(−6)=12, P(6)=(6−4)(36−48+6)=(2)(−6)=−12, P(8)=(8−4)(64−64+6)=(4)(6)=24 P(x)は、x=4で0になるので、x−4を因数に持つのは正しいです。 x=4以外の2つの解は、x2−8x+6=0の解となります。解の公式より、x=28±64−24=28±40=28±210=4±10 このことから、整数解を3つ持たないことがわかります。
再度検討すると、x3−12x2+38x−24=(x−4)(x2−8x+6)=(x−4)(x−4−10)(x−4+10)なので、画像の問題がおかしい可能性があります。 もう一度、問題文を確認します。画像より、x3−12x2+38x−24であり、これは正しいとします。 係数に間違いがないかを確認します。
x=1のとき、P(1)=3 x=2のとき、P(2)=12 x=3のとき、P(3)=9 x=4のとき、P(4)=0 x=6のとき、P(6)=−12 x=8のとき、P(8)=24 x=9のとき、P(9)=69 x=4で割り切れるので、x−4を因数に持つことは確かです。 試しに、(x−4)(x−2)(x−3)=(x−4)(x2−5x+6)=x3−5x2+6x−4x2+20x−24=x3−9x2+26x−24 (x−1)(x−2)(x−3)=(x2−3x+2)(x−3)=x3−3x2−3x2+9x+2x−6=x3−6x2+11x−6 (x−1)(x−4)(x−6)=(x−1)(x2−10x+24)=x3−10x2+24x−x2+10x−24=x3−11x2+34x−24 (x−2)(x−3)(x−4)=(x2−5x+6)(x−4)=x3−4x2−5x2+20x+6x−24=x3−9x2+26x−24 (x−a)(x−b)(x−c)としたとき、a,b,cはすべて整数であるとします。x3−12x2+38x−24=0となる整数解は存在するか? x=4はわかっているので、(x−4)(x2−px+q)=0の形になるとする。 x3−(4+p)x2+(4p+q)x−4q=x3−12x2+38x−24 4+p=12⟹p=8 4p+q=38⟹32+q=38⟹q=6 4q=24⟹q=6 なので、x3−12x2+38x−24=(x−4)(x2−8x+6)で正しい。 解の公式から、x=28±40=28±210=4±10