画像に示された4つの数学の問題を解きます。

代数学二次方程式解と係数の関係余りの定理多項式因数分解三次方程式複素数
2025/5/25

1. 問題の内容

画像に示された4つの数学の問題を解きます。

2. 解き方の手順

問題10: 2次方程式 x2+6x+m=0x^2 + 6x + m = 0 において、1つの解が他の解の2倍であるとき、定数 mm の値を求めます。
解き方:
2つの解を α\alpha2α2\alpha とおきます。
解と係数の関係より、
α+2α=6\alpha + 2\alpha = -6
α2α=m\alpha \cdot 2\alpha = m
3α=63\alpha = -6 より、 α=2\alpha = -2
m=2α2=2(2)2=2(4)=8m = 2\alpha^2 = 2(-2)^2 = 2(4) = 8
問題11: P(x)=x3+x23x2P(x) = x^3 + x^2 - 3x - 2 を次の1次式で割った余りを求めます。
(1) x1x-1
(2) 2x+12x+1
解き方:
(1) 余りの定理より、P(1)P(1) を計算します。
P(1)=13+123(1)2=1+132=3P(1) = 1^3 + 1^2 - 3(1) - 2 = 1 + 1 - 3 - 2 = -3
(2) 余りの定理より、P(12)P(-\frac{1}{2}) を計算します。
P(12)=(12)3+(12)23(12)2=18+14+322=18+28+128168=38P(-\frac{1}{2}) = (-\frac{1}{2})^3 + (-\frac{1}{2})^2 - 3(-\frac{1}{2}) - 2 = -\frac{1}{8} + \frac{1}{4} + \frac{3}{2} - 2 = -\frac{1}{8} + \frac{2}{8} + \frac{12}{8} - \frac{16}{8} = -\frac{3}{8}
問題12: 多項式 P(x)=2x3+5ax2+ax+1P(x) = 2x^3 + 5ax^2 + ax + 1x+1x+1 で割った余りが 5-5 であるとき、定数 aa の値を求めます。
解き方:
余りの定理より、P(1)=5P(-1) = -5 が成り立ちます。
P(1)=2(1)3+5a(1)2+a(1)+1=2+5aa+1=4a1P(-1) = 2(-1)^3 + 5a(-1)^2 + a(-1) + 1 = -2 + 5a - a + 1 = 4a - 1
4a1=54a - 1 = -5 より、 4a=44a = -4, a=1a = -1
問題13: 次の方程式を解きます。
(1) (x1)(x2+3x+2)=0(x-1)(x^2+3x+2)=0
(2) x38=0x^3 - 8 = 0
解き方:
(1) (x1)(x2+3x+2)=(x1)(x+1)(x+2)=0(x-1)(x^2+3x+2) = (x-1)(x+1)(x+2) = 0
したがって、x=1,1,2x = 1, -1, -2
(2) x38=x323=(x2)(x2+2x+4)=0x^3 - 8 = x^3 - 2^3 = (x-2)(x^2 + 2x + 4) = 0
x2=0x-2 = 0 より、 x=2x = 2
x2+2x+4=0x^2 + 2x + 4 = 0 について、解の公式より、
x=2±224(1)(4)2=2±4162=2±122=2±2i32=1±i3x = \frac{-2 \pm \sqrt{2^2 - 4(1)(4)}}{2} = \frac{-2 \pm \sqrt{4 - 16}}{2} = \frac{-2 \pm \sqrt{-12}}{2} = \frac{-2 \pm 2i\sqrt{3}}{2} = -1 \pm i\sqrt{3}
したがって、x=2,1+i3,1i3x = 2, -1 + i\sqrt{3}, -1 - i\sqrt{3}

3. 最終的な答え

問題10: m=8m = 8
問題11: (1) 3-3 (2) 38-\frac{3}{8}
問題12: a=1a = -1
問題13: (1) x=1,1,2x = 1, -1, -2 (2) x=2,1+i3,1i3x = 2, -1 + i\sqrt{3}, -1 - i\sqrt{3}

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