(3) 円錐の展開図が与えられており、側面のおうぎ形の半径が 8cm、中心角が 150° のとき、円錐の底面の半径を求める問題です。 (4) 底面の半径が 4cm、高さが 3cm の円柱と、底面の半径が 4cm、高さが 3cm の円錐を合わせた立体の体積を求める問題です。 (5) 体積が $144 cm^3$ の円錐を底面に平行な平面で切ったとき、底面の円の半径と切り口の円の半径の比が 2:1 である。上の部分の円錐の体積を求める問題です。

幾何学円錐体積展開図相似
2025/3/25

1. 問題の内容

(3) 円錐の展開図が与えられており、側面のおうぎ形の半径が 8cm、中心角が 150° のとき、円錐の底面の半径を求める問題です。
(4) 底面の半径が 4cm、高さが 3cm の円柱と、底面の半径が 4cm、高さが 3cm の円錐を合わせた立体の体積を求める問題です。
(5) 体積が 144cm3144 cm^3 の円錐を底面に平行な平面で切ったとき、底面の円の半径と切り口の円の半径の比が 2:1 である。上の部分の円錐の体積を求める問題です。

2. 解き方の手順

(3)
円錐の底面の円周は、展開図のおうぎ形の弧の長さに等しい。
おうぎ形の弧の長さは 2π×8×1503602\pi \times 8 \times \frac{150}{360} で表される。
円錐の底面の半径を rr とすると、2πr=2π×8×1503602\pi r = 2\pi \times 8 \times \frac{150}{360} が成り立つ。
これを解くことで、rr を求められる。
2πr=2π×8×1503602\pi r = 2\pi \times 8 \times \frac{150}{360}
r=8×150360r = 8 \times \frac{150}{360}
r=8×512r = 8 \times \frac{5}{12}
r=4012=103r = \frac{40}{12} = \frac{10}{3}
(4)
円柱の体積は、底面積 ×\times 高さ で求められる。底面積は π×42=16π\pi \times 4^2 = 16\pi なので、体積は 16π×3=48π16\pi \times 3 = 48\pi である。
円錐の体積は、13×\frac{1}{3} \times 底面積 ×\times 高さ で求められる。底面積は π×42=16π\pi \times 4^2 = 16\pi なので、体積は 13×16π×3=16π\frac{1}{3} \times 16\pi \times 3 = 16\pi である。
したがって、全体の体積は 48π+16π=64π48\pi + 16\pi = 64\pi である。
(5)
円錐を底面に平行な平面で切ったとき、小さい円錐と元の円錐は相似になる。
相似比は、底面の半径の比に等しいので、1:2 である。
体積比は、相似比の3乗に等しいので、13:23=1:81^3:2^3 = 1:8 である。
小さい円錐の体積を VV とすると、元の円錐の体積は 8V8V である。
問題文より、元の円錐の体積は 144cm3144cm^3 なので、8V=1448V = 144 である。
したがって、V=1448=18V = \frac{144}{8} = 18 である。

3. 最終的な答え

(3) 103\frac{10}{3}
(4) 64π64\pi
(5) 18

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