点A(10, 0)と点B(0, 10)を通る直線 $y = -x + 10$、および点B(0, 10)と点C(-5, 0)を通る直線 $y = 2x + 10$ がある。線分AB上に点Pをとり、Pからx軸に下ろした垂線とx軸との交点をQとする。また、Pからy軸に下ろした垂線と直線 $y = 2x + 10$ との交点をRとし、Rからx軸に下ろした垂線とx軸との交点をSとする。点Pのx座標を $a$ とするとき、以下の問いに答える。 (1) Sのx座標を $a$ を用いて表す。 (2) 四角形PQSRの面積が36になるとき、$a$ の値を求める。

幾何学座標平面直線長方形面積二次方程式
2025/3/25

1. 問題の内容

点A(10, 0)と点B(0, 10)を通る直線 y=x+10y = -x + 10、および点B(0, 10)と点C(-5, 0)を通る直線 y=2x+10y = 2x + 10 がある。線分AB上に点Pをとり、Pからx軸に下ろした垂線とx軸との交点をQとする。また、Pからy軸に下ろした垂線と直線 y=2x+10y = 2x + 10 との交点をRとし、Rからx軸に下ろした垂線とx軸との交点をSとする。点Pのx座標を aa とするとき、以下の問いに答える。
(1) Sのx座標を aa を用いて表す。
(2) 四角形PQSRの面積が36になるとき、aa の値を求める。

2. 解き方の手順

(1)
点Pは直線 y=x+10y = -x + 10 上にあるので、点Pの座標は (a,a+10)(a, -a + 10) と表せる。
点Rは点Pからy軸に下ろした垂線と直線 y=2x+10y = 2x + 10 の交点なので、点Rのy座標は点Pのy座標と同じになる。
点Rの座標を (xR,yR)(x_R, y_R) とすると、xRx_RyR=2xR+10y_R = 2x_R + 10 を満たす。
yR=a+10y_R = -a + 10 より、a+10=2xR+10-a + 10 = 2x_R + 10
これを xRx_R について解くと、2xR=a2x_R = -a より、xR=a2x_R = -\frac{a}{2}
点Sは点Rからx軸に下ろした垂線とx軸との交点なので、点Sのx座標は点Rのx座標と同じである。
したがって、点Sのx座標は a2-\frac{a}{2} となる。
(2)
四角形PQSRは長方形である。
点Qのx座標は点Pのx座標と同じなので、点Qの座標は (a,0)(a, 0)
したがって、線分PQの長さは a+10-a + 10 である。
点Sのx座標は a2-\frac{a}{2} なので、線分SQの長さは a(a2)=32aa - (-\frac{a}{2}) = \frac{3}{2}a である。
線分SRの長さは点Rのy座標と同じなので、線分SRの長さは a+10-a + 10 である。
線分PQの長さは線分SRの長さと同じなので、PQ = SR = a+10-a+10
線分PSの長さは点Pのx座標と点Rのx座標の差の絶対値に等しいので、
PS=a(a2)=3a2=3a2PS = |a - (-\frac{a}{2})| = |\frac{3a}{2}| = \frac{3a}{2}
ここで、0<a<100 < a < 10 であるから、PS=3a2PS = \frac{3a}{2}.
線分QRの長さは、点Pのy座標と点Rのy座標は同じであるから、QR=3a2QR= \frac{3a}{2}
四角形PQSRの面積は PQ×PSPQ \times PS であり、PQ×PS=(a+10)(32a)=36PQ \times PS = (-a + 10)(\frac{3}{2}a) = 36
32a(a+10)=36\frac{3}{2}a(-a + 10) = 36
a(a+10)=24a(-a + 10) = 24
a2+10a24=0-a^2 + 10a - 24 = 0
a210a+24=0a^2 - 10a + 24 = 0
(a4)(a6)=0(a - 4)(a - 6) = 0
a=4a = 4 または a=6a = 6

3. 最終的な答え

(1) Sのx座標: a2-\frac{a}{2}
(2) aa の値: 4,64, 6

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