円 $(x-1)^2 + y^2 = 8$ と直線 $y = x + m$ が共有点を持たないとき、定数 $m$ の値の範囲を求める。

幾何学直線共有点距離不等式
2025/5/25

1. 問題の内容

(x1)2+y2=8(x-1)^2 + y^2 = 8 と直線 y=x+my = x + m が共有点を持たないとき、定数 mm の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

円の中心と直線の距離が、円の半径よりも大きければ、円と直線は共有点を持たない。
まず、円 (x1)2+y2=8(x-1)^2 + y^2 = 8 の中心の座標と半径を求める。
中心の座標は (1,0)(1, 0) であり、半径は r=8=22r = \sqrt{8} = 2\sqrt{2} である。
次に、点 (1,0)(1, 0) と直線 y=x+my = x + m の距離 dd を求める。
直線は xy+m=0x - y + m = 0 と変形できるので、点と直線の距離の公式より、
d=10+m12+(1)2=1+m2d = \frac{|1 - 0 + m|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \frac{|1 + m|}{\sqrt{2}}
円と直線が共有点を持たないための条件は、d>rd > r である。
したがって、
1+m2>22\frac{|1 + m|}{\sqrt{2}} > 2\sqrt{2}
1+m>222|1 + m| > 2\sqrt{2} \cdot \sqrt{2}
1+m>4|1 + m| > 4
絶対値を外すと、
1+m>41 + m > 4 または 1+m<41 + m < -4
m>3m > 3 または m<5m < -5

3. 最終的な答え

m<5m < -5, m>3m > 3

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