二等辺三角形ABCの中に長方形DEFGが内接している。BC=12, AH=10, EF=xとする。 (1) 長方形DEFGの面積をxで表せ。 (2) 長方形DEFGの面積の最大値と、そのときのxの値を求めよ。

幾何学幾何相似長方形面積二次関数最大値
2025/6/19

1. 問題の内容

二等辺三角形ABCの中に長方形DEFGが内接している。BC=12, AH=10, EF=xとする。
(1) 長方形DEFGの面積をxで表せ。
(2) 長方形DEFGの面積の最大値と、そのときのxの値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 長方形DEFGの面積をxで表す。
三角形ABCと三角形ADGは相似である。AH = 10, EF = x より、AG = 10 - xである。
三角形の相似より、BC:AH=DG:AGBC:AH = DG:AG が成り立つ。
12:10=DG:(10x)12 : 10 = DG : (10 - x)
DG=1210(10x)=65(10x)DG = \frac{12}{10}(10 - x) = \frac{6}{5}(10 - x)
長方形DEFGの面積Sは、S=DG×EFS = DG \times EF なので、
S=65(10x)x=65(10xx2)S = \frac{6}{5}(10 - x)x = \frac{6}{5}(10x - x^2)
(2) 長方形DEFGの面積の最大値を求める。
S=65(10xx2)S = \frac{6}{5}(10x - x^2) を平方完成する。
S=65(x2+10x)=65((x210x))S = \frac{6}{5}(-x^2 + 10x) = \frac{6}{5}(-(x^2 - 10x))
S=65((x210x+2525))=65((x5)2+25)S = \frac{6}{5}(-(x^2 - 10x + 25 - 25)) = \frac{6}{5}(-(x - 5)^2 + 25)
S=65((x5)2+25)=65(x5)2+65×25S = \frac{6}{5}(-(x - 5)^2 + 25) = -\frac{6}{5}(x - 5)^2 + \frac{6}{5} \times 25
S=65(x5)2+30S = -\frac{6}{5}(x - 5)^2 + 30
したがって、Sが最大になるのは、x=5x=5 のときで、その最大値は30である。

3. 最終的な答え

(1) 長方形DEFGの面積: S=65(10xx2)S = \frac{6}{5}(10x - x^2)
(2) 面積の最大値: 30, そのときのxの値: 5

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