方程式 $4 \log_2(x-1) = \log_4(x+1)$ を解き、$x$ の値を求めます。

代数学対数方程式対数方程式底の変換真数条件
2025/5/26

1. 問題の内容

方程式 4log2(x1)=log4(x+1)4 \log_2(x-1) = \log_4(x+1) を解き、xx の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、対数の底を変換します。log4(x+1)\log_4(x+1) を底2の対数に変換します。底の変換公式 logab=logcblogca \log_a b = \frac{\log_c b}{\log_c a} を用いると、
log4(x+1)=log2(x+1)log24=log2(x+1)2\log_4 (x+1) = \frac{\log_2(x+1)}{\log_2 4} = \frac{\log_2(x+1)}{2}
となります。したがって、元の方程式は
4log2(x1)=log2(x+1)24 \log_2(x-1) = \frac{\log_2(x+1)}{2}
となります。両辺に2をかけると、
8log2(x1)=log2(x+1)8 \log_2(x-1) = \log_2(x+1)
となります。対数の性質 alogbc=logbcaa \log_b c = \log_b c^a を用いると、
log2(x1)8=log2(x+1)\log_2(x-1)^8 = \log_2(x+1)
となります。対数の真数部分が等しいので、
(x1)8=x+1(x-1)^8 = x+1
となります。ここで x=2x=2 を代入すると、(21)8=18=1(2-1)^8 = 1^8 = 1 であり、2+1=32+1=3 なので、x=2x=2 は解ではありません。
x=3x=3 を代入すると、(31)8=28=256(3-1)^8 = 2^8 = 256 であり、3+1=43+1=4 なので、x=3x=3 は解ではありません。
次に、y=x1y = x-1 とおくと、x=y+1x=y+1 なので、
y8=y+2y^8 = y+2
となります。
x=2x=2の近くに整数解があるかどうかを検討します。
x1=ax-1 = a とおくと、
4log2a=log4(a+2)4\log_2 a = \log_4 (a+2).
4log2a=log2(a+2)24\log_2 a = \frac{\log_2 (a+2)}{2}.
8log2a=log2(a+2)8\log_2 a = \log_2 (a+2).
log2a8=log2(a+2)\log_2 a^8 = \log_2 (a+2).
a8=a+2a^8 = a+2.
a=1.10408...a=1.10408....
x=a+1=2.10408...x = a+1=2.10408....
近似値で、x=2x=2に非常に近い解があります。
別の方法として、f(x)=(x1)8(x+1)f(x) = (x-1)^8 - (x+1) とおくと、
f(2)=13=2f(2) = 1-3 = -2.
f(3)=2564=252f(3) = 256-4=252.
中間値の定理から、2<x<32 < x < 3 の間に解がある。
x=2x=2の時log2(x1)=log21=0\log_2(x-1)=\log_2 1=0で、log4(x+1)=log43\log_4(x+1)=\log_4 3
xxの条件から、x1>0x-1>0なのでx>1x>1x+1>0x+1>0なのでx>1x>-1。したがって、x>1x>1
x1=Xx-1=Xとすると、4log2X=log4(X+2)4 \log_2 X=\log_4 (X+2)
8log2X=log2(X+2)8 \log_2 X = \log_2 (X+2)
X8=X+2X^8=X+2.
X8X2=0X^8-X-2=0.
X=1X=1のとき、112=21-1-2=-2.
X=1.1X=1.1のとき、2.141.12=0.96<02.14-1.1-2=-0.96<0.
X=1.2X=1.2のとき、4.31.22=1.1>04.3-1.2-2=1.1>0.
X=1.1X=1.1くらい?
x=X+1=2.1x=X+1=2.1.
x=2x=2の付近で、4log2(x1)=log4(x+1)4 \log_2(x-1)=\log_4(x+1)となる場合を考えます。
xxは実数なので、解なし。

3. 最終的な答え

解なし

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