この回路は2つの電源を含むため、重ね合わせの理を用いて解きます。
ステップ1: 5V電源のみを考慮する。10V電源を短絡させます。
この時、4Ωの抵抗と3Ωの抵抗は並列になり、その合成抵抗 R1 は R1=4+34×3=712≈1.714Ω 回路全体の抵抗 Rtotal1 は R1 と2Ωの抵抗の直列接続なので、 Rtotal1=2+712=714+12=726≈3.714Ω 5V電源から流れ出る電流 Itotal1 は、 Itotal1=7265=2635≈1.346 A 次に、分流の法則を用いて、3Ωの抵抗に流れる電流 I3Ω1 を計算します。 I3Ω1=4+34×Itotal1=74×2635=2620=1310≈0.769 A ステップ2: 10V電源のみを考慮する。5V電源を短絡させます。
この時、2Ωの抵抗と3Ωの抵抗は並列になり、その合成抵抗 R2 は R2=2+32×3=56=1.2Ω 回路全体の抵抗 Rtotal2 は R2 と4Ωの抵抗の直列接続なので、 Rtotal2=4+56=520+6=526=5.2Ω 10V電源から流れ出る電流 Itotal2 は、 Itotal2=52610=2650=1325≈1.923 A 次に、分流の法則を用いて、3Ωの抵抗に流れる電流 I3Ω2 を計算します。 I3Ω2=2+32×Itotal2=52×1325=1310≈0.769 A ステップ3: 重ね合わせの理により、3Ωの抵抗に流れる電流 I は、ステップ1とステップ2で求めた電流の和となります。 I=I3Ω1+I3Ω2=1310+1310=1320≈1.538 A