平面上の3点O(0, 0), A(10, 5), B(-6, 13)について、点P(2, 1)を通って、三角形OABの面積を2等分する直線の方程式を求めよ。

幾何学平面幾何面積直線の方程式三角形
2025/5/26

1. 問題の内容

平面上の3点O(0, 0), A(10, 5), B(-6, 13)について、点P(2, 1)を通って、三角形OABの面積を2等分する直線の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

三角形OABの面積は、ベクトルOAとベクトルOBを使って計算できる。
ベクトルOA = (10, 5)
ベクトルOB = (-6, 13)
三角形OABの面積Sは、
S=12(10)(13)(5)(6)=12130+30=12160=80S = \frac{1}{2} |(10)(13) - (5)(-6)| = \frac{1}{2} |130 + 30| = \frac{1}{2} |160| = 80
点P(2, 1)を通る直線が三角形OABの面積を2等分するとき、面積は40となる。
この直線が辺OAと交わるとき、交点を(10t, 5t)とする。
この直線が辺OBと交わるとき、交点を(-6s, 13s)とする。
ここで、直線がOAと交わる場合を考える。
三角形O(10t, 5t)Pの面積が40となる場合を考える。
12(10t)(1)(5t)(2)=40\frac{1}{2} |(10t)(1) - (5t)(2)| = 40
1210t10t=040\frac{1}{2} |10t - 10t| = 0 \neq 40
直線がOAと交わらない場合を考える。直線がABと交わる場合を考える。
ABの式は
傾きは 135610=816=12\frac{13-5}{-6-10} = \frac{8}{-16} = -\frac{1}{2}
y5=12(x10)y - 5 = -\frac{1}{2}(x - 10)
y=12x+5+5=12x+10y = -\frac{1}{2}x + 5 + 5 = -\frac{1}{2}x + 10
直線の方程式をy1=m(x2)y - 1 = m(x - 2)とおく。
y=mx2m+1y = mx - 2m + 1
直線とOAの交点の座標を(X, Y)とする。Y=0でX= 2m1m\frac{2m-1}{m}
三角形O(X,0)A = 40
直線とOBの交点の座標を(X, Y)とする。Y=0でX= 2m1m\frac{2m-1}{m}
三角形OABの面積は80なので、三角形OXYの面積は40である必要がある。
直線がOAとABで交わる場合を考える。OAと交わる点を(10t, 5t), ABと交わる点を(x, -x/2 + 10)とする。
この2点を通る直線が(2, 1)を通るとき、
5t(x/2+10)10tx=5t110t2\frac{5t - (-x/2 + 10)}{10t - x} = \frac{5t-1}{10t-2}
(x,-x/2+10) = (2,1)の時を考える。
直線がOBとABで交わる場合を考える。
OABの面積の半分は
4

0. 点P(2,1)を通る直線をy = mx + c とすると 1 = 2m + c なので c = 1 - 2m

y = mx + 1 - 2m
OBとの交点は mx + 1 - 2m = 13x/-6なので x(m+13/6) = 2m - 1
x = (2m-1) / (m+13/6)
y = mx + 1 - 2m
AB: y = -1/2x + 10
点P(2,1)を通る
195x+425y32=0\frac{19}{5}x + \frac{42}{5}y -32=0

3. 最終的な答え

19x+42y80=019x+42y-80 = 0

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