400gの台車を動かす2つの方法(a)と(b)を比較し、どちらの台車がより速く動くかを問う問題です。 (a)では、ばね秤の値が100gになるように一定の力で台車を水平に引きます。(b)では、400gの台車と100gのおもりを軽い滑車にかけた糸で繋ぎ、手を離します。

応用数学ニュートンの運動方程式力学加速度物理
2025/5/26

1. 問題の内容

400gの台車を動かす2つの方法(a)と(b)を比較し、どちらの台車がより速く動くかを問う問題です。
(a)では、ばね秤の値が100gになるように一定の力で台車を水平に引きます。(b)では、400gの台車と100gのおもりを軽い滑車にかけた糸で繋ぎ、手を離します。

2. 解き方の手順

(a)の場合、台車には100gfの力が加わっています。ここで、1gf=g×1g1gf = g \times 1gであることに注意します(ggは重力加速度)。したがって、台車に加わる力FaF_aは、Fa=100×gF_a = 100 \times gとなります。台車の質量は400gなので、加速度aaa_aは、ニュートンの運動方程式F=maF = maより、
aa=Fam=100g400=14ga_a = \frac{F_a}{m} = \frac{100g}{400} = \frac{1}{4}g
(b)の場合、台車と錘の運動方程式を考えます。台車の質量をm1=400gm_1 = 400g, 錘の質量をm2=100gm_2 = 100gとします。また、糸の張力をTTとします。
台車の運動方程式は、T=m1abT = m_1 a_b
錘の運動方程式は、m2gT=m2abm_2 g - T = m_2 a_b
これらの式を連立して解くと、
m2g=(m1+m2)abm_2 g = (m_1 + m_2)a_b
ab=m2m1+m2g=100400+100g=15ga_b = \frac{m_2}{m_1 + m_2}g = \frac{100}{400 + 100}g = \frac{1}{5}g
aaa_aaba_bを比較すると、aa=14ga_a = \frac{1}{4}gab=15ga_b = \frac{1}{5}gなので、aa>aba_a > a_bとなります。したがって、(a)の台車の方が速く動きます。

3. 最終的な答え

(a)の台車

「応用数学」の関連問題

花火職人が、花火を500mの高さで爆発させるために、 (1) 打ち上げの初速をいくらにすべきか。 (2) 打ち上げ後、何秒後に爆発するように仕掛ければ良いか。 ただし、重力加速度の大きさは9.8 m/...

物理力学等加速度運動二次方程式重力数値計算
2025/5/27

## 回答

ベクトル運動微分円運動デカルト座標
2025/5/27

3階微分 $x'''=0$ の一般解が $x = C_1t^2 + C_2t + C_3$ で与えられている。ただし、$C_1$, $C_2$, $C_3$ は定数である。初期条件 $t=0$ のとき...

微分方程式初期条件特殊解3階微分
2025/5/27

位置ベクトル $\vec{r} = (x, y, z)$, $r = |\vec{r}|$のとき、以下の量を $\vec{r}$ および $r$ を用いて表す。 (1) $\nabla r$ (2) ...

ベクトル解析勾配ラプラシアン発散回転法線ベクトル
2025/5/27

(1) $\nabla r$ (2) $\nabla^2 r$ (3) $\nabla (r^2 e^{-r})$

ベクトル解析勾配ラプラシアン発散回転単位法線ベクトル
2025/5/27

問題は以下の3つです。 1. 位置ベクトル $\mathbf{r} = (x, y, z)$, $r = |\mathbf{r}|$ のとき、以下の値を $\mathbf{r}$ および $r$ を用...

ベクトル解析勾配ラプラシアン発散回転単位法線ベクトル
2025/5/27

与えられた数式の値を計算する問題です。数式は次の通りです。 $\sqrt{\frac{2 \times (1.602 \times 10^{-19} \text{ C}) \times (1 \tim...

物理計算数値計算平方根単位計算
2025/5/27

nサイクル目で、増幅したい領域のみからなる二本鎖DNAは何分子生じるか、$n$ を用いた式で表す問題です。

生物学DNA増幅指数関数数列
2025/5/27

振幅 $0.020 m$、振動数 $250 Hz$、波長 $0.12 m$ の2つの正弦波が一直線上を互いに逆向きに進み、重なり合って定在波ができた。 (1) 腹の位置での振動について、振動数 $f$...

波動定在波振動波長振幅
2025/5/27

ある財の需要関数と供給関数が与えられています。需要関数は $D = 120 - \frac{1}{2}p$ で、供給関数は $S = p$ です。ここで、$D$は需要量、$S$は供給量、$p$は価格を...

経済学需要関数供給関数価格弾力性市場均衡消費者余剰生産者余剰
2025/5/27