問題は、以下の2つの条件を満たす放物線の方程式を求めることです。 (1) 3点 $(1, 1)$, $(2, 3)$, $(3, 9)$ を通る。 (2) x軸と2点 $(4, 0)$, $(1, 0)$ で交わり、y軸と $(0, -4)$ で交わる。 どちらの問題も、y軸に平行な軸を持つ放物線、つまり $y = ax^2 + bx + c$ の形式の放物線を対象としています。

代数学二次関数放物線連立方程式解の公式
2025/5/27

1. 問題の内容

問題は、以下の2つの条件を満たす放物線の方程式を求めることです。
(1) 3点 (1,1)(1, 1), (2,3)(2, 3), (3,9)(3, 9) を通る。
(2) x軸と2点 (4,0)(4, 0), (1,0)(1, 0) で交わり、y軸と (0,4)(0, -4) で交わる。
どちらの問題も、y軸に平行な軸を持つ放物線、つまり y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c の形式の放物線を対象としています。

2. 解き方の手順

(1) 3点 (1,1)(1, 1), (2,3)(2, 3), (3,9)(3, 9) を通る放物線 y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c の場合、これらの点を式に代入することで、a, b, c に関する連立方程式を立てて解きます。
a(1)2+b(1)+c=1a(1)^2 + b(1) + c = 1
a(2)2+b(2)+c=3a(2)^2 + b(2) + c = 3
a(3)2+b(3)+c=9a(3)^2 + b(3) + c = 9
つまり、
a+b+c=1a + b + c = 1
4a+2b+c=34a + 2b + c = 3
9a+3b+c=99a + 3b + c = 9
この連立方程式を解きます。
2番目の式から1番目の式を引くと、3a+b=23a + b = 2
3番目の式から2番目の式を引くと、5a+b=65a + b = 6
さらに、5a+b=65a + b = 6 から 3a+b=23a + b = 2 を引くと、2a=42a = 4, したがって a=2a = 2
3a+b=23a + b = 2 より、3(2)+b=23(2) + b = 2, よって b=26=4b = 2 - 6 = -4
a+b+c=1a + b + c = 1 より、24+c=12 - 4 + c = 1, よって c=12+4=3c = 1 - 2 + 4 = 3
したがって、y=2x24x+3y = 2x^2 - 4x + 3
(2) x軸と2点 (4,0)(4, 0), (1,0)(1, 0) で交わる放物線は、y=a(x4)(x1)y = a(x - 4)(x - 1) と表せます。y軸と (0,4)(0, -4) で交わることから、
4=a(04)(01)-4 = a(0 - 4)(0 - 1)
4=a(4)(1)-4 = a(-4)(-1)
4=4a-4 = 4a
a=1a = -1
したがって、y=(x4)(x1)=(x25x+4)=x2+5x4y = -(x - 4)(x - 1) = -(x^2 - 5x + 4) = -x^2 + 5x - 4

3. 最終的な答え

(1) y=2x24x+3y = 2x^2 - 4x + 3
(2) y=x2+5x4y = -x^2 + 5x - 4

「代数学」の関連問題

与えられた命題の逆と対偶を述べ、元の命題、逆、対偶の真偽を調べる問題です。 (1) $x > 2 \implies x^2 > 4$ (2) $n$ は偶数 $\implies$ $n$ は 6 の倍...

命題対偶真偽不等式
2025/5/28

$a$ と $b$ は実数であるとき、以下の条件の否定をそれぞれ記述する。 (1) $a \le -7$ (2) $a = 3$ かつ $b = 3$ (3) $a > 1$ または $b > 1$

命題論理否定
2025/5/28

10%の食塩水と5%の食塩水を混ぜて、7%の食塩水を600g作りたい。それぞれの食塩水を何g混ぜればよいか求める問題です。

連立方程式文章問題濃度食塩水
2025/5/28

男女の生徒がいる会場で、椅子の運搬を行った。男女の人数比が7:3であり、男子は3脚、女子は2脚ずつ椅子を運び、それを3回繰り返したところ、合計324脚の椅子を運んだ。男女の人数をそれぞれ求める。

連立方程式文章問題割合
2025/5/28

$p: -1 < x < 1$、$q: -2 < x < 2$という条件の下で、命題「$p \implies q$」の真偽を調べ、偽である場合は反例をあげる。ここで、$x$は実数とする。

命題論理条件真偽不等式
2025/5/28

与えられた命題において、左側の条件が右側の条件を満たすための必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでもないかを判断する問題です。 (1) $ab \ne 0$ は $a \ne 0$ であるため...

条件命題必要条件十分条件必要十分条件
2025/5/28

条件 $p: x^2 - 4 = 0$ と $q: 2x - 4 = 0$ について、命題「$p \implies q$」の真偽を調べ、偽であるときは反例をあげる。ただし、$x$は実数とする。

命題条件真偽反例二次方程式因数分解
2025/5/28

与えられた条件 $p$ と $q$ について、命題「$p \implies q$」の真偽を調べ、偽である場合には反例を挙げる。 (1) $p$: $n$ は 6 の正の約数 $q$: $n$ は 18...

命題真偽反例不等式因数分解方程式
2025/5/28

関数 $f(x) = x^2 - 8x + 5$ について、以下の値を求めます。 (1) $f(2)$ (2) $f(-3)$ (3) $f(0)$ (4) $f(a)$

関数二次関数関数の値
2025/5/28

A中学校の今年度の自転車通学者数は510人で、昨年度より20人増加した。男女別にみると、昨年度に比べて男子は10%減少し、女子は20%増加した。今年度の自転車通学者の男子と女子の人数をそれぞれ求めよ。

連立方程式文章問題割合
2025/5/28