問題は、指数関数と対数関数に関する穴埋め問題です。定義域、値域、逆関数、対数の性質などを答える必要があります。

代数学指数関数対数関数定義域値域逆関数対数の性質底の変換公式
2025/5/27

1. 問題の内容

問題は、指数関数と対数関数に関する穴埋め問題です。定義域、値域、逆関数、対数の性質などを答える必要があります。

2. 解き方の手順

(1) 指数関数 f(x)=axf(x) = a^x の定義域は全ての実数です。値域は正の実数です。
(2) 指数関数の逆関数は対数関数です。底は aa です。対数関数は loga\log_a で表されます。
(3) 対数関数 g(x)=logaxg(x) = \log_a x の定義域は正の実数です。値域は全ての実数です。a>1a > 1 のとき、対数関数は狭義単調増加、0<a<10 < a < 1 のとき狭義単調減少です。
(4) ay=Ma^y = My=logaMy = \log_a M は同値です。特に、alogaM=Ma^{\log_a M} = M が成り立ちます。また、a0=1a^0 = 1 より、loga1=0\log_a 1 = 0 です。
(5) y=logaMy = \log_a M とすると、ay=Ma^y = M です。指数法則より ary=(ay)r=Mra^{ry} = (a^y)^r = M^r となります。よって、logaMr=rlogaM\log_a M^r = r \log_a M が成り立ちます。
(6) x=logaMx = \log_a M, y=logaNy = \log_a N とすると、ax=Ma^x = M, ay=Na^y = N です。指数法則より、ax+y=axay=MNa^{x+y} = a^x \cdot a^y = MN となります。よって、loga(MN)=x+y=logaM+logaN\log_a (MN) = x + y = \log_a M + \log_a N が成り立ちます。
(7) 同様に、loga(MN)=logaMlogaN\log_a (\frac{M}{N}) = \log_a M - \log_a N が成り立ちます。
(8) 底の変換公式は、logaM=logbMlogba\log_a M = \frac{\log_b M}{\log_b a} です。

3. 最終的な答え

(1) 定義域: 実数全体、値域: 正の実数全体
(2) 対数、loga\log_a
(3) 定義域: 正の実数全体、値域: 実数全体
a>1a>1 のとき狭義単調増加、0<a<10<a<1 のとき狭義単調減少
(4) MM、0
(5) MrM^rrlogaMr \log_a M
(6) MNMNlogaM+logaN\log_a M + \log_a N
(7) logaMlogaN\log_a M - \log_a N
(8) logaM=logbMlogba\log_a M = \frac{\log_b M}{\log_b a}

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