$0 \le \theta < 2\pi$ のとき、不等式 $0 < \tan \theta \le \sqrt{3}$ を解き、空欄を埋める問題です。

解析学三角関数不等式tan三角関数のグラフ解の範囲
2025/5/27

1. 問題の内容

0θ<2π0 \le \theta < 2\pi のとき、不等式 0<tanθ30 < \tan \theta \le \sqrt{3} を解き、空欄を埋める問題です。

2. 解き方の手順

まず、y=tanθy = \tan \theta のグラフを描き、 0<tanθ30 < \tan \theta \le \sqrt{3} を満たす θ\theta の範囲を求めます。
tanθ=0\tan \theta = 0 となるのは、θ=0,π\theta = 0, \pi です。
tanθ=3\tan \theta = \sqrt{3} となるのは、θ=π3,4π3\theta = \frac{\pi}{3}, \frac{4\pi}{3} です。
したがって、与えられた範囲 0θ<2π0 \le \theta < 2\pi において、
0<tanθ30 < \tan \theta \le \sqrt{3} を満たす θ\theta の範囲は、
0<θπ30 < \theta \le \frac{\pi}{3}π<θ4π3\pi < \theta \le \frac{4\pi}{3} になります。
これは、図を描いて確認すると分かりやすいです。
θ=π3\theta = \frac{\pi}{3}θ=4π3\theta = \frac{4\pi}{3}tanθ=3\tan \theta = \sqrt{3} なので、不等号は \le となります。
したがって、
0<θπ30 < \theta \le \frac{\pi}{3} については、π3=13π\frac{\pi}{3} = \frac{1}{3} \pi です。
π<θ4π3\pi < \theta \le \frac{4\pi}{3} については、4π3=43π\frac{4\pi}{3} = \frac{4}{3} \pi です。

3. 最終的な答え

0<θ13π0 < \theta \le \frac{1}{3}\pi または π<θ43π\pi < \theta \le \frac{4}{3}\pi
答え: 0 < θ\theta \le 1/3 π\pi または π\pi < θ\theta \le 4/3 π\pi

「解析学」の関連問題

$k>1$とし、曲線$y=e^{-kx^2}$を$C$とする。 (1) 曲線$C$上の点$(x_0, e^{-kx_0^2})$における法線が原点を通るような$x_0$をすべて求めよ。 (2) 曲線$...

微分指数関数法線方程式極限
2025/5/27

定積分 $\int_{0}^{\frac{\pi}{2}} x^2 \sin x \, dx$ を計算します。

定積分部分積分三角関数
2025/5/27

$f(x)$ と $g(x)$ は区間 $[a, b]$ で連続な関数である。 $f(a) > g(a)$ かつ $f(b) < g(b)$ であるとき、方程式 $f(x) = g(x)$ は $a ...

中間値の定理連続関数方程式の解
2025/5/27

方程式 $\sin x + x \cos x + 1 = 0$ が、区間 $0 < x < \pi$ で少なくとも一つの実数解を持つことを示す問題です。

中間値の定理三角関数実数解連続関数
2025/5/27

$\theta$ の範囲が $-\pi \le \theta < \pi$ のとき、次の(1)の方程式と(2)の不等式を解く問題です。 (1) $2\cos^2\theta + \sqrt{3}\si...

三角関数三角方程式三角不等式解の公式tansincos
2025/5/27

与えられた問題は、極限を計算することです。 $$ \lim_{x \to 2} \frac{x^2}{x-2} $$ この極限を求めます。

極限関数の極限発散
2025/5/27

与えられた積分 $\int \frac{1}{4x^2 + 1} dx$ を計算します。

積分逆正接関数置換積分
2025/5/27

$t$ は0以下の実数とし、$S(t) = \int_{-1}^{0} x|x-t| dx$ とする。 $-1 \le t \le 0$ のとき、$S(t) = \frac{1}{\boxed{1}}...

定積分絶対値積分計算
2025/5/27

この問題は、以下の3つのパートに分かれています。 (1) 数列 $\{a_n\}_{n=1}^{\infty}$ に関する問題です。 (a) 数列 $\{a_n\}_{n=1}^{\infty}$...

数列級数関数の連続性関数の微分可能性導関数合成関数の微分対数微分
2025/5/27

与えられた3つの定積分を計算します。 (1) $\int_{-1}^{1} \sqrt{1-x^2} dx$ (2) $\int_{-1}^{\sqrt{3}} \sqrt{4-x^2} dx$ (3...

定積分積分置換積分
2025/5/27