この問題は、以下の3つのパートに分かれています。 (1) 数列 $\{a_n\}_{n=1}^{\infty}$ に関する問題です。 (a) 数列 $\{a_n\}_{n=1}^{\infty}$ と級数 $\sum_{n=1}^{\infty} a_n$ がともに収束する例を挙げます。 (b) 数列 $\{a_n\}_{n=1}^{\infty}$ と級数 $\sum_{n=1}^{\infty} a_n$ がともに発散する例を挙げます。 (c) 数列 $\{a_n\}_{n=1}^{\infty}$ は収束するが、級数 $\sum_{n=1}^{\infty} a_n$ は発散する例を挙げます。 (2) 関数 $f: \mathbb{R} \to \mathbb{R}$ に関する問題です。 (a) $x=0$ において連続でない関数の例を挙げます。 (b) $x=0$ において連続だが、微分可能でない関数の例を挙げます。 (c) $x=0$ において微分可能な関数の例を挙げます。 (3) 関数 $f(x)$ の導関数 $f'(x)$ と $f'(0)$ を求める問題です。 (a) $f(x) = \arctan(\sinh x)$ (b) $f(x) = (x^2 + 1)^x$
2025/5/27
1. 問題の内容
この問題は、以下の3つのパートに分かれています。
(1) 数列 に関する問題です。
(a) 数列 と級数 がともに収束する例を挙げます。
(b) 数列 と級数 がともに発散する例を挙げます。
(c) 数列 は収束するが、級数 は発散する例を挙げます。
(2) 関数 に関する問題です。
(a) において連続でない関数の例を挙げます。
(b) において連続だが、微分可能でない関数の例を挙げます。
(c) において微分可能な関数の例を挙げます。
(3) 関数 の導関数 と を求める問題です。
(a)
(b)
2. 解き方の手順
(1) 数列
(a) 例えば、 とすると、数列 は に収束し、級数 は に収束します。
(b) 例えば、 とすると、数列 は発散し、級数 も発散します。
(c) 例えば、 とすると、数列 は に収束しますが、級数 は発散します(調和級数)。
(2) 関数
(a) 例えば、 は、 で不連続です。
(b) 例えば、 は、 で連続ですが、微分可能ではありません。
(c) 例えば、 は、 で微分可能です。
(3) 導関数
(a) のとき、合成関数の微分法則より、
を代入すると、
(b) のとき、両辺の自然対数をとると、
両辺を で微分すると、積の微分法則と合成関数の微分法則より、
したがって、
を代入すると、
3. 最終的な答え
(1) 数列
(a)
(b)
(c)
(2) 関数
(a)
(b)
(c)
(3) 導関数
(a) ,
(b) ,