一辺の長さが1の立方体ABCD-EFGHがあり、点Sは辺BFを3:1に内分する。3点A, E, Gを通る平面に点Sから下ろした垂線と辺DHとの交点をTとする。3点A, S, Tを通る平面と辺FG, GHとの交点をそれぞれU, Vとする。このとき、線分UVの長さを求める。

幾何学空間図形立方体平面ベクトル座標線分の長さ
2025/5/27

1. 問題の内容

一辺の長さが1の立方体ABCD-EFGHがあり、点Sは辺BFを3:1に内分する。3点A, E, Gを通る平面に点Sから下ろした垂線と辺DHとの交点をTとする。3点A, S, Tを通る平面と辺FG, GHとの交点をそれぞれU, Vとする。このとき、線分UVの長さを求める。

2. 解き方の手順

まず点Tの位置を特定する。点Sから平面AEGに下ろした垂線の足は、正三角形AEGの中心である。点SからDHに下ろした垂線の足をTとすると、四角形SFTHは長方形である。
SはBFを3:1に内分するので、BS=34BS = \frac{3}{4}である。同様に、DT=34DT = \frac{3}{4}である。
次に、点U, Vの位置を特定する。平面ASTと辺FG, GHとの交点がそれぞれU, Vである。
座標を設定して考える。
A(0,0,1), B(1,0,1), C(1,1,1), D(0,1,1),
E(0,0,0), F(1,0,0), G(1,1,0), H(0,1,0)
S(1,0,1/4), T(0,1,1/4)
平面ASTの方程式をax+by+cz+d=0ax+by+cz+d=0とする。
A(0,0,1)を通るので、c+d=0c+d=0
S(1,0,1/4)を通るので、a+14c+d=0a+\frac{1}{4}c+d=0
T(0,1,1/4)を通るので、b+14c+d=0b+\frac{1}{4}c+d=0
c=dc = -dなので、
a14d+d=0a=34da-\frac{1}{4}d+d=0 \Rightarrow a=-\frac{3}{4}d
b14d+d=0b=34db-\frac{1}{4}d+d=0 \Rightarrow b=-\frac{3}{4}d
よって、34dx34dydz+d=0-\frac{3}{4}dx-\frac{3}{4}dy-dz+d=0
3x3y4z+4=0-3x-3y-4z+4=0
3x+3y+4z4=03x+3y+4z-4=0
点UはFG上にあるので、U(1,y,0)とおける。
3(1)+3y+4(0)4=03+3y4=03y=1y=133(1)+3y+4(0)-4=0 \Rightarrow 3+3y-4=0 \Rightarrow 3y=1 \Rightarrow y=\frac{1}{3}
よって、U(1,13,0)U(1, \frac{1}{3}, 0)
点VはGH上にあるので、V(x,1,0)とおける。
3x+3(1)+4(0)4=03x+34=03x=1x=133x+3(1)+4(0)-4=0 \Rightarrow 3x+3-4=0 \Rightarrow 3x=1 \Rightarrow x=\frac{1}{3}
よって、V(13,1,0)V(\frac{1}{3}, 1, 0)
UV=(113)2+(131)2+(00)2=(23)2+(23)2=49+49=89=223=223UV = \sqrt{(1-\frac{1}{3})^2+(\frac{1}{3}-1)^2+(0-0)^2} = \sqrt{(\frac{2}{3})^2+(-\frac{2}{3})^2} = \sqrt{\frac{4}{9}+\frac{4}{9}} = \sqrt{\frac{8}{9}} = \frac{2\sqrt{2}}{3} = \frac{2\sqrt{2}}{3}

3. 最終的な答え

223\frac{2\sqrt{2}}{3}
223\frac{2 \sqrt{2}}{3}

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