一辺の長さが6cmの正四面体OABCがある。辺OAを2:1に内分する点をDとする。 問1:正四面体OABCの体積を求める。 問2:三角形BCDを底面としたとき、三角錐OBCDの高さを求める。

幾何学空間図形正四面体体積三角錐余弦定理面積
2025/5/27

1. 問題の内容

一辺の長さが6cmの正四面体OABCがある。辺OAを2:1に内分する点をDとする。
問1:正四面体OABCの体積を求める。
問2:三角形BCDを底面としたとき、三角錐OBCDの高さを求める。

2. 解き方の手順

問1:正四面体OABCの体積を求める。
正四面体の体積Vは、一辺の長さをaとすると、
V=212a3V = \frac{\sqrt{2}}{12} a^3
で求められる。
本問ではa=6a=6なので、
V=212×63=212×216=182V = \frac{\sqrt{2}}{12} \times 6^3 = \frac{\sqrt{2}}{12} \times 216 = 18\sqrt{2}
問2:三角錐OBCDの高さを求める。
DはOAを2:1に内分する点なので、OD=4,DA=2OD=4, DA=2である。
三角錐OBCDの体積は、正四面体OABCの体積の23\frac{2}{3}倍なので、
VOBCD=23V=23×182=122V_{OBCD} = \frac{2}{3} V = \frac{2}{3} \times 18\sqrt{2} = 12\sqrt{2}
次に、三角形BCDの面積を求める。
BC=CD=BDBC = CD = BDであるから、三角形BCDは正三角形である。
CD=OC2+OD22×OC×OD×cosCODCD = \sqrt{OC^2 + OD^2 - 2 \times OC \times OD \times \cos \angle COD}
正四面体の頂点Oから面ABCに下ろした垂線の足をHとすると、Hは三角形ABCの外心(重心)と一致する。
また、OAとBCは垂直である。また、OAの中点をMとすると、BM = CM = 333\sqrt{3}
BOC=60\angle BOC = 60^\circ
余弦定理より、
CD2=62+422×6×4×cos60=36+1648×12=5224=28CD^2 = 6^2 + 4^2 - 2 \times 6 \times 4 \times \cos{60^\circ} = 36 + 16 - 48 \times \frac{1}{2} = 52 - 24 = 28
CD=28=27CD = \sqrt{28} = 2\sqrt{7}
正三角形BCDの面積Sは、S=34×(27)2=34×28=73S = \frac{\sqrt{3}}{4} \times (2\sqrt{7})^2 = \frac{\sqrt{3}}{4} \times 28 = 7\sqrt{3}
三角錐OBCDの体積は、VOBCD=13ShV_{OBCD} = \frac{1}{3} S h で求められるので、
122=13×73×h12\sqrt{2} = \frac{1}{3} \times 7\sqrt{3} \times h
h=36273=3667×3=1267h = \frac{36\sqrt{2}}{7\sqrt{3}} = \frac{36\sqrt{6}}{7 \times 3} = \frac{12\sqrt{6}}{7}

3. 最終的な答え

問1:18218\sqrt{2}
問2:1267\frac{12\sqrt{6}}{7}

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