問題9では、$x$ についての不等式 $x + a \ge 4x + 9$ が与えられています。 (1) この不等式の解が $x \le 2$ となるように、定数 $a$ の値を求めます。 (2) この不等式の解が $x = -1$ を含むように、定数 $a$ の値の範囲を求めます。 問題10では、300円のケーキAと340円のケーキBを合わせて15個買い、200円の箱に入れる。ケーキ代と箱代の合計金額を5000円以下にしてBをできるだけ多く買うとき、A、Bはそれぞれ何個買えるかを求めます。

代数学不等式連立不等式一次不等式文章問題
2025/5/27

1. 問題の内容

問題9では、xx についての不等式 x+a4x+9x + a \ge 4x + 9 が与えられています。
(1) この不等式の解が x2x \le 2 となるように、定数 aa の値を求めます。
(2) この不等式の解が x=1x = -1 を含むように、定数 aa の値の範囲を求めます。
問題10では、300円のケーキAと340円のケーキBを合わせて15個買い、200円の箱に入れる。ケーキ代と箱代の合計金額を5000円以下にしてBをできるだけ多く買うとき、A、Bはそれぞれ何個買えるかを求めます。

2. 解き方の手順

問題9
(1) 不等式 x+a4x+9x + a \ge 4x + 9xx について解きます。
x+a4x+9x + a \ge 4x + 9
a93xa - 9 \ge 3x
xa93x \le \frac{a - 9}{3}
解が x2x \le 2 となるためには、a93=2 \frac{a - 9}{3} = 2 であれば良いです。
a9=6a - 9 = 6
a=15a = 15
(2) 不等式の解が x=1x = -1 を含むということは、x=1x = -1 が不等式を満たすということです。
x=1x = -1x+a4x+9x + a \ge 4x + 9 に代入すると、
1+a4(1)+9-1 + a \ge 4(-1) + 9
1+a4+9-1 + a \ge -4 + 9
1+a5-1 + a \ge 5
a6a \ge 6
問題10
ケーキAの個数を xx 個、ケーキBの個数を yy 個とします。
合計15個なので、x+y=15x + y = 15
金額は5000円以下なので、300x+340y+2005000300x + 340y + 200 \le 5000
300x+340y4800300x + 340y \le 4800
30x+34y48030x + 34y \le 480
15x+17y24015x + 17y \le 240
x=15yx = 15 - y を代入して
15(15y)+17y24015(15 - y) + 17y \le 240
22515y+17y240225 - 15y + 17y \le 240
2y152y \le 15
y7.5y \le 7.5
Bをできるだけ多く買いたいので、y=7y = 7 が考えられます。
x=157=8x = 15 - 7 = 8
300×8+340×7=2400+2380=4780300 \times 8 + 340 \times 7 = 2400 + 2380 = 4780
4780+200=498050004780 + 200 = 4980 \le 5000 なので、条件を満たします。
y=8y = 8 とすると、x=158=7x = 15 - 8 = 7
300×7+340×8=2100+2720=4820300 \times 7 + 340 \times 8 = 2100 + 2720 = 4820
4820+200=5020>50004820 + 200 = 5020 > 5000 なので、条件を満たしません。
したがって、ケーキAは8個、ケーキBは7個です。

3. 最終的な答え

問題9
(1) a=15a = 15
(2) a6a \ge 6
問題10
ケーキA: 8個
ケーキB: 7個

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