(5) 第5項が-48, 第7項が-192である等比数列の一般項を求める。 (6) 数列 8, a, b が等差数列であり、数列 a, b, 36が等比数列であるとき、aの値を求める。

代数学数列等比数列等差数列一般項連立方程式
2025/5/28

1. 問題の内容

(5) 第5項が-48, 第7項が-192である等比数列の一般項を求める。
(6) 数列 8, a, b が等差数列であり、数列 a, b, 36が等比数列であるとき、aの値を求める。

2. 解き方の手順

(5) 等比数列の一般項を an=arn1a_n = ar^{n-1} とおく。ここで、aa は初項、rr は公比、nn は項数である。
第5項が -48 なので、ar4=48ar^4 = -48
第7項が -192 なので、ar6=192ar^6 = -192
ar6/ar4=(192)/(48)ar^6 / ar^4 = (-192) / (-48)
r2=4r^2 = 4
r=±2r = \pm 2
r=2r = 2 のとき、16a=4816a = -48 より a=3a = -3
一般項は an=32n1a_n = -3 \cdot 2^{n-1}
r=2r = -2 のとき、16a=4816a = -48 より a=3a = -3
一般項は an=3(2)n1a_n = -3 \cdot (-2)^{n-1}
(6) 8, a, b が等差数列なので、a8=baa - 8 = b - a
よって、2a=8+b2a = 8 + b。つまり、b=2a8b = 2a - 8
a, b, 36 が等比数列なので、b/a=36/bb/a = 36/b
よって、b2=36ab^2 = 36a
b=2a8b = 2a - 8b2=36ab^2 = 36a に代入すると、
(2a8)2=36a(2a - 8)^2 = 36a
4a232a+64=36a4a^2 - 32a + 64 = 36a
4a268a+64=04a^2 - 68a + 64 = 0
a217a+16=0a^2 - 17a + 16 = 0
(a1)(a16)=0(a - 1)(a - 16) = 0
a=1a = 1 または a=16a = 16
a=1a = 1 のとき、b=2a8=28=6b = 2a - 8 = 2 - 8 = -6
数列 a, b, 36 は 1, -6, 36 となり、公比は -6。これは等比数列である。
a=16a = 16 のとき、b=2a8=328=24b = 2a - 8 = 32 - 8 = 24
数列 a, b, 36 は 16, 24, 36 となり、公比は 24/16=3/224/16 = 3/2
36/24=3/236/24 = 3/2。これは等比数列である。
したがって、a=1a = 1 または a=16a = 16

3. 最終的な答え

(5) an=32n1a_n = -3 \cdot 2^{n-1} または an=3(2)n1a_n = -3 \cdot (-2)^{n-1}
(6) a=1a = 1 または a=16a = 16

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