与えられた2つの微分方程式を解く問題です。 一つ目は変数分離可能な微分方程式 $\frac{dx(t)}{dt} = 1 + x(t)^2$ を解く問題です。 二つ目は2階線形同次微分方程式 $\frac{d^2x(t)}{dt^2} - 6\frac{dx(t)}{dt} + 13x(t) = 0$ を解く問題です。

解析学微分方程式変数分離2階線形微分方程式特性方程式
2025/5/28

1. 問題の内容

与えられた2つの微分方程式を解く問題です。
一つ目は変数分離可能な微分方程式 dx(t)dt=1+x(t)2\frac{dx(t)}{dt} = 1 + x(t)^2 を解く問題です。
二つ目は2階線形同次微分方程式 d2x(t)dt26dx(t)dt+13x(t)=0\frac{d^2x(t)}{dt^2} - 6\frac{dx(t)}{dt} + 13x(t) = 0 を解く問題です。

2. 解き方の手順

**

1. 変数分離可能な微分方程式の解法**

微分方程式 dx(t)dt=1+x(t)2\frac{dx(t)}{dt} = 1 + x(t)^2 を解きます。
まず、変数を分離します。
dx1+x2=dt\frac{dx}{1+x^2} = dt
次に、両辺を積分します。
dx1+x2=dt\int \frac{dx}{1+x^2} = \int dt
arctan(x)=t+C\arctan(x) = t + C (Cは積分定数)
x=tan(t+C)x = \tan(t+C)
**

2. 2階線形同次微分方程式の解法**

微分方程式 d2x(t)dt26dx(t)dt+13x(t)=0\frac{d^2x(t)}{dt^2} - 6\frac{dx(t)}{dt} + 13x(t) = 0 を解きます。
特性方程式を立てます。
r26r+13=0r^2 - 6r + 13 = 0
特性方程式の解を求めます。
r=(6)±(6)24(1)(13)2(1)r = \frac{-(-6) \pm \sqrt{(-6)^2 - 4(1)(13)}}{2(1)}
r=6±36522r = \frac{6 \pm \sqrt{36 - 52}}{2}
r=6±162r = \frac{6 \pm \sqrt{-16}}{2}
r=6±4i2r = \frac{6 \pm 4i}{2}
r=3±2ir = 3 \pm 2i
特性方程式の解が複素数であるため、一般解は以下の形式になります。
x(t)=e3t(Acos(2t)+Bsin(2t))x(t) = e^{3t}(A\cos(2t) + B\sin(2t)) (A, Bは任意定数)

3. 最終的な答え

1. 変数分離可能な微分方程式の解:

x(t)=tan(t+C)x(t) = \tan(t+C)

2. 2階線形同次微分方程式の解:

x(t)=e3t(Acos(2t)+Bsin(2t))x(t) = e^{3t}(A\cos(2t) + B\sin(2t))

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