与えられた複素関数または数列の収束・発散を調べ、収束する場合は極限値を求めます。 (1) $\lim_{z \to 0} \frac{\sqrt{1+z} - \sqrt{1-z}}{z}$ (2) $\lim_{z \to 0} \frac{z}{|z|}$ (3) $c_n = (\sqrt{5} - 2i)^n$
2025/5/28
1. 問題の内容
与えられた複素関数または数列の収束・発散を調べ、収束する場合は極限値を求めます。
(1)
(2)
(3)
2. 解き方の手順
(1)
この極限を求めるために、分子を有理化します。
したがって、
(2)
を極形式でと表すと、となります。したがって、
のとき、ですが、は任意の値を取り得ます。したがって、はに依存するため、極限は存在しません(発散します)。
(3)
の収束・発散を調べるために、を計算します。
したがって、の絶対値はとなり、のときとなります。よって、は発散します。
3. 最終的な答え
(1) 1
(2) 発散
(3) 発散