毎年度初めに$a$円ずつ積み立て、年利率を$r$、1年ごとの複利で計算するとき、$n$年度末の元利合計を求めよ。

応用数学金融複利計算等比数列元利合計
2025/3/26

1. 問題の内容

毎年度初めにaa円ずつ積み立て、年利率をrr、1年ごとの複利で計算するとき、nn年度末の元利合計を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、各年度末の元利合計を計算します。
1年度末:a(1+r)a(1+r)
2年度末:(a(1+r)+a)(1+r)=a(1+r)2+a(1+r)(a(1+r) + a)(1+r) = a(1+r)^2 + a(1+r)
3年度末:(a(1+r)2+a(1+r)+a)(1+r)=a(1+r)3+a(1+r)2+a(1+r)(a(1+r)^2 + a(1+r) + a)(1+r) = a(1+r)^3 + a(1+r)^2 + a(1+r)
これを一般化すると、nn年度末の元利合計は
a(1+r)n+a(1+r)n1++a(1+r)a(1+r)^n + a(1+r)^{n-1} + \dots + a(1+r)
となります。
これは初項a(1+r)a(1+r)、公比(1+r)(1+r)、項数nnの等比数列の和なので、
Sn=a(1+r)((1+r)n1)(1+r)1=a(1+r)((1+r)n1)rS_n = \frac{a(1+r)\left((1+r)^n - 1\right)}{(1+r) - 1} = \frac{a(1+r)\left((1+r)^n - 1\right)}{r}
となります。

3. 最終的な答え

nn年度末の元利合計は a(1+r)((1+r)n1)r\frac{a(1+r)\left((1+r)^n - 1\right)}{r} 円です。

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