3桁の自然数について、以下の個数を求めます。 (1) 3の倍数かつ5の倍数であるものの個数 (2) 3の倍数または5の倍数であるものの個数 (3) 15と互いに素であるものの個数

数論整数の性質倍数互いに素包除原理
2025/5/29

1. 問題の内容

3桁の自然数について、以下の個数を求めます。
(1) 3の倍数かつ5の倍数であるものの個数
(2) 3の倍数または5の倍数であるものの個数
(3) 15と互いに素であるものの個数

2. 解き方の手順

まず、3桁の自然数全体の個数を求めます。3桁の自然数は100から999までの整数なので、
999100+1=900999 - 100 + 1 = 900 個あります。
(1) 3の倍数かつ5の倍数である数は、15の倍数です。
3桁の15の倍数の個数を求めます。
3桁の15の倍数のうち、最小の数は105 (15×715 \times 7)、最大の数は990 (15×6615 \times 66)です。
したがって、3桁の15の倍数の個数は、
667+1=6066 - 7 + 1 = 60 個です。
(2) 3の倍数または5の倍数である数の個数を求めます。
3の倍数の個数:
3桁の3の倍数のうち、最小の数は102 (3×343 \times 34)、最大の数は999 (3×3333 \times 333)です。
したがって、3桁の3の倍数の個数は、
33334+1=300333 - 34 + 1 = 300 個です。
5の倍数の個数:
3桁の5の倍数のうち、最小の数は100 (5×205 \times 20)、最大の数は995 (5×1995 \times 199)です。
したがって、3桁の5の倍数の個数は、
19920+1=180199 - 20 + 1 = 180 個です。
3の倍数かつ5の倍数(15の倍数)の個数は(1)で求めた通り60個です。
したがって、3の倍数または5の倍数である数の個数は、
300+18060=420300 + 180 - 60 = 420 個です。(包除原理)
(3) 15と互いに素であるものの個数を求めます。
15 = 3 x 5 なので、15と互いに素な数は、3の倍数でも5の倍数でもない数です。
3桁の自然数全体から、3の倍数または5の倍数の個数を引けばよいので、
900420=480900 - 420 = 480 個です。

3. 最終的な答え

(1) 60個
(2) 420個
(3) 480個

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