ベクトル $\vec{a} = (2, 2)$ と $\vec{b} = (5, -3)$ が与えられています。ベクトル $\vec{x}$ と $\vec{y}$ が以下の連立方程式を満たすとき、$\vec{x}$ を成分で表す問題です。 \begin{align*} \vec{x} + 4\vec{y} &= \vec{a} \\ \vec{x} - 2\vec{y} &= \vec{b} \end{align*}

代数学ベクトル連立方程式ベクトルの演算
2025/3/26

1. 問題の内容

ベクトル a=(2,2)\vec{a} = (2, 2)b=(5,3)\vec{b} = (5, -3) が与えられています。ベクトル x\vec{x}y\vec{y} が以下の連立方程式を満たすとき、x\vec{x} を成分で表す問題です。
\begin{align*}
\vec{x} + 4\vec{y} &= \vec{a} \\
\vec{x} - 2\vec{y} &= \vec{b}
\end{align*}

2. 解き方の手順

まず、連立方程式を解いて x\vec{x}y\vec{y} を求めます。
第一式から第二式を引くと、
(x+4y)(x2y)=ab(\vec{x} + 4\vec{y}) - (\vec{x} - 2\vec{y}) = \vec{a} - \vec{b}
6y=ab6\vec{y} = \vec{a} - \vec{b}
y=16(ab)\vec{y} = \frac{1}{6}(\vec{a} - \vec{b})
y=16((2,2)(5,3))=16(25,2(3))=16(3,5)=(12,56)\vec{y} = \frac{1}{6}((2, 2) - (5, -3)) = \frac{1}{6}(2-5, 2-(-3)) = \frac{1}{6}(-3, 5) = (-\frac{1}{2}, \frac{5}{6})
次に、x=b+2y\vec{x} = \vec{b} + 2\vec{y} より、
x=(5,3)+2(12,56)=(5,3)+(1,53)=(51,3+53)=(4,93+53)=(4,43)\vec{x} = (5, -3) + 2(-\frac{1}{2}, \frac{5}{6}) = (5, -3) + (-1, \frac{5}{3}) = (5-1, -3+\frac{5}{3}) = (4, -\frac{9}{3}+\frac{5}{3}) = (4, -\frac{4}{3})

3. 最終的な答え

x=(4,43)\vec{x} = (4, -\frac{4}{3})

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