まず、同次方程式 y′′−5y′+6y=0 の一般解を求めます。次に、非同次方程式の特殊解を求め、それらを足し合わせることで一般解を得ます。 同次方程式の特性方程式は r2−5r+6=0 です。これを解くと (r−2)(r−3)=0 となり、r1=2、r2=3 が得られます。したがって、同次方程式の一般解は yh=Ae3x+Be2x となります (A, Bは任意定数)。 次に、非同次方程式 y′′−5y′+6y=5e−2x の特殊解を求めます。右辺が 5e−2x であるため、yp=Ce−2x の形を仮定します。これを微分すると、 yp′=−2Ce−2x yp′′=4Ce−2x となります。
これらを元の微分方程式に代入すると、
4Ce−2x−5(−2Ce−2x)+6(Ce−2x)=5e−2x 4Ce−2x+10Ce−2x+6Ce−2x=5e−2x 20Ce−2x=5e−2x したがって、20C=5 となり、C=41 が得られます。 したがって、特殊解は yp=41e−2x です。 微分方程式の一般解は、同次方程式の一般解と特殊解の和で表されます。つまり、
y=yh+yp=Ae3x+Be2x+41e−2x