ある工場で生産される製品Aから100個の無作為標本を抽出し、耐久時間を調べたところ、平均値は1470時間、標準偏差は200時間であった。このとき、母集団である製品Aの平均耐久時間μの95%信頼区間を求めよ。
2025/5/29
1. 問題の内容
ある工場で生産される製品Aから100個の無作為標本を抽出し、耐久時間を調べたところ、平均値は1470時間、標準偏差は200時間であった。このとき、母集団である製品Aの平均耐久時間μの95%信頼区間を求めよ。
2. 解き方の手順
母平均の信頼区間を求める問題です。母分散が既知であるため、正規分布を用いた信頼区間を計算します。
(1) 信頼区間の公式を確認する。
母平均μの信頼度の信頼区間は、標本平均を、母標準偏差をσ、標本サイズをnとしたとき、以下のように表されます。
ここで、は標準正規分布の上側パーセント点です。
(2) 問題文から必要な情報を抽出する。
標本平均 = 1470時間
母標準偏差 = 200時間
標本サイズn = 100
信頼度 = 95% = 0.95
(3) の値を求める。
信頼度95%に対応するの値は1.96です。
(4) 信頼区間の下限と上限を計算する。
信頼区間の下限は、
信頼区間の上限は、
(5) 問題文の指示に従い、小数第1位を四捨五入する。
信頼区間の下限:1430.8 → 1431
信頼区間の上限:1509.2 → 1509
3. 最終的な答え
(a) 1431
(b) 1509