与えられた実数の整数部分 $a$ と小数部分 $b$ を求める問題です。実数は以下の3つです。 (1) $\sqrt{11}$ (2) $4 + \sqrt{5}$ (3) $6 - \sqrt{7}$

算数平方根実数整数部分小数部分
2025/5/29

1. 問題の内容

与えられた実数の整数部分 aa と小数部分 bb を求める問題です。実数は以下の3つです。
(1) 11\sqrt{11}
(2) 4+54 + \sqrt{5}
(3) 676 - \sqrt{7}

2. 解き方の手順

実数の整数部分と小数部分を求めるためには、まず与えられた実数の値がどの整数の間にあるかを見つけます。
(1) 11\sqrt{11} について
9=3\sqrt{9} = 3 であり、 16=4\sqrt{16} = 4 であることから、3<11<43 < \sqrt{11} < 4 とわかります。したがって、11\sqrt{11} の整数部分は3です。小数部分は、実数から整数部分を引いたものなので、113\sqrt{11} - 3 となります。
(2) 4+54 + \sqrt{5} について
4=2\sqrt{4} = 2 であり、9=3\sqrt{9} = 3 であることから、2<5<32 < \sqrt{5} < 3 とわかります。したがって、4+2<4+5<4+34 + 2 < 4 + \sqrt{5} < 4 + 3 となり、6<4+5<76 < 4 + \sqrt{5} < 7 となります。よって、4+54 + \sqrt{5} の整数部分は6です。小数部分は、実数から整数部分を引いたものなので、4+56=524 + \sqrt{5} - 6 = \sqrt{5} - 2 となります。
(3) 676 - \sqrt{7} について
4=2\sqrt{4} = 2 であり、9=3\sqrt{9} = 3 であることから、2<7<32 < \sqrt{7} < 3 とわかります。したがって、 3<7<2-3 < -\sqrt{7} < -2 となり、63<67<626 - 3 < 6 - \sqrt{7} < 6 - 2 すなわち 3<67<43 < 6 - \sqrt{7} < 4となります。よって、676 - \sqrt{7} の整数部分は3です。小数部分は、実数から整数部分を引いたものなので、673=376 - \sqrt{7} - 3 = 3 - \sqrt{7} となります。しかし、小数部分は0以上1未満である必要があるため、b=37b=3 - \sqrt{7}は負の数であるので、整数部分を1小さくして、小数部分を調整します。
整数部分を2とすると、小数部分は672=476 - \sqrt{7} - 2 = 4 - \sqrt{7} となります。1<7<31 < \sqrt{7} < 3 より、1<7<21< \sqrt{7} < 2より、2<7<32 < \sqrt{7} < 3 より 1<47<21 < 4 - \sqrt{7} < 2 より 43<47<424-3 < 4 - \sqrt{7} < 4-2がわかります。したがって、1<47<21<4-\sqrt{7} < 2 となり、小数部分が0以上1未満の条件を満たさないので、b=47b=4 - \sqrt{7}は誤りです。
2<7<32 < \sqrt{7} < 3なので、3<7<2-3 < -\sqrt{7} < -2です。
63<67<626-3 < 6-\sqrt{7} < 6-2
3<67<43 < 6-\sqrt{7} < 4
整数部分a=3a=3
小数部分b=673=37b=6-\sqrt{7}-3=3-\sqrt{7}
2<7<32 < \sqrt{7} < 3なので、3<7<2-3 < -\sqrt{7} < -2です。
0<37<10 < 3 - \sqrt{7} < 1なので小数部分は373 - \sqrt{7}で正しいです。

3. 最終的な答え

(1) 11\sqrt{11} の整数部分 a=3a=3、小数部分 b=113b=\sqrt{11}-3
(2) 4+54 + \sqrt{5} の整数部分 a=6a=6、小数部分 b=52b=\sqrt{5}-2
(3) 676 - \sqrt{7} の整数部分 a=3a=3、小数部分 b=37b=3-\sqrt{7}

「算数」の関連問題

画像にある計算問題を解きます。これらの問題は、整数と分数、または分数と分数の掛け算です。また、帯分数の掛け算も含まれます。

分数掛け算帯分数約分
2025/5/29

(1) 200以下の自然数のうち、以下の数を求めます。 ① 5の倍数 ② 5の倍数ではない数 ③ 5の倍数または9の倍数 (2) 3桁の自然数のうち、7の倍数の個数を求めます。...

倍数約数素因数分解数の性質
2025/5/29

200以下の自然数について、以下の数を求める問題です。 ① 5の倍数の個数 ② 5の倍数ではない数の個数 ③ 5の倍数または9の倍数の個数

倍数約数集合
2025/5/29

底辺が4cm、高さが $x$ cmの三角形の面積を $y$ cm$^2$とするとき、$y$ を $x$ の式で表しなさい。ただし、高さ $x$ は4cm以上とする。

三角形面積一次関数代入
2025/5/29

与えられた6つの平方根について、小数で表したときの整数部分と小数部分をそれぞれ求める問題です。 (1) $\sqrt{21}$ (2) $\sqrt{53}$ (3) $\sqrt{78}$ (4) ...

平方根ルート数の範囲整数部分小数部分
2025/5/29

問題2は、与えられた数の平方根を小数で表すとき、その整数部分と小数部分を求める問題です。 (1) $\sqrt{21}$ (2) $\sqrt{53}$ (3) $\sqrt{78}$

平方根数値計算大小比較
2025/5/29

$\sqrt{(3-\pi)^2}$ の値を求める問題です。

平方根絶対値無理数計算
2025/5/29

与えられた9つの数式を計算し、それぞれの答えを求める問題です。

四則演算計算分数指数
2025/5/29

与えられた循環小数を分数で表す問題です。 (1) 0.1 (1の上に点) (2) 0.27 (2と7の上に点) (3) 0.648 (6と8の上に点) (4) 0.254 (5の上に点)

分数循環小数数と計算
2025/5/29

$\frac{1}{\sqrt{10} - 3}$ の整数部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、以下の値を求める。 (1) $a$ (2) $b$ (3) $a^2 + b^2$

平方根有理化整数部分小数部分計算
2025/5/29