問題は、整数 $m, n$ を用いて、偶数と奇数をそれぞれ表し、偶数から奇数を引いた差が奇数になることを説明するものです。

数論整数の性質偶数奇数代数
2025/5/29

1. 問題の内容

問題は、整数 m,nm, n を用いて、偶数と奇数をそれぞれ表し、偶数から奇数を引いた差が奇数になることを説明するものです。

2. 解き方の手順

(1) 偶数と奇数を m,nm, n を用いて表します。偶数は2の倍数なので 2m2m、奇数は偶数に1を足した数なので 2n+12n+1 と表せます。
(2) 偶数から奇数を引いた差を計算し、それが奇数になることを示します。
* 偶数を 2m2m、奇数を 2n+12n+1 とします。
* 偶数から奇数を引いた差は 2m(2n+1)2m - (2n+1) です。
* 括弧を外すと 2m2n12m - 2n - 1 となります。
* 2(mn)12(m-n) - 1と変形します。
* mnm-n は整数なので、2(mn)12(m-n) - 1 は奇数です。
* したがって、偶数から奇数を引いた差は奇数になります。

3. 最終的な答え

(1) 偶数: 2m2m, 奇数: 2n+12n+1
(2)
偶数から奇数をひいた差は、
2m(2n+1)2m - (2n+1)
=2m2n1= 2m - 2n - 1
=2(mn)1= 2(m - n) - 1
mnm - n は整数だから、
2(mn)12(m - n) - 1 は奇数である。
したがって、偶数から奇数をひいた差は奇数になる。

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