図2と図3の散布図と相関係数の値から、選択肢(0~4)の中から正しいものを2つ選択する問題です。図2は道の駅の数と観光客数、図3はホテルと旅館の合計数と観光客数の関係を表しています。

確率論・統計学相関散布図相関係数データ分析
2025/5/29

1. 問題の内容

図2と図3の散布図と相関係数の値から、選択肢(0~4)の中から正しいものを2つ選択する問題です。図2は道の駅の数と観光客数、図3はホテルと旅館の合計数と観光客数の関係を表しています。

2. 解き方の手順

まず、各選択肢が正しいかどうかを検討します。
* 選択肢0: 図2の散布図を見ると、観光客数が最大の都道府県のデータは、右上に位置する外れ値のようにも見えます。この点を取り除くと、残りのデータの相関が強まる(相関係数の絶対値が大きくなる)可能性があり、観光客数と道の駅の数との相関は弱まる可能性もあります。したがって、選択肢0は必ずしも正しいとは言えません。
* 選択肢1: 図2の散布図を見ると、道の駅の数が増えると観光客数も増える傾向が見られます。これは負の相関ではなく、正の相関があることを示唆しています。したがって、選択肢1は誤りです。
* 選択肢2: 図3の散布図を見ると、ホテルと旅館の合計数が増えると観光客数も増える傾向が見られます。相関係数も0.73と正の値であり、比較的強い正の相関があると言えます。したがって、選択肢2は正しい可能性が高いです。
* 選択肢3: 図3の散布図から、ホテルと旅館の合計数が2番目に多い都道府県の観光客数が特に少ないとは読み取れません。したがって、選択肢3は誤りです。
* 選択肢4: 相関係数はデータのスケールに依存しません。観光客数の値をすべて10倍しても、相関係数の値は変化しません。したがって、選択肢4は誤りです。
図2の相関係数は0.02とほぼ無相関であり、散布図から道の駅の数と観光客数の関係を読み取ることは難しいです。選択肢0に関して、観光客数が最大の都道府県のデータを取り除くことで、相関係数は増加する可能性があります。

3. 最終的な答え

ネ:0
ノ:2

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