1から9までの異なる整数が書かれた9個のボールが入った袋から、無作為に2個のボールを取り出すとき、取り出した2個のボールに書かれた整数の積が偶数になる確率を求める問題です。

確率論・統計学確率組み合わせ偶数奇数
2025/5/31

1. 問題の内容

1から9までの異なる整数が書かれた9個のボールが入った袋から、無作為に2個のボールを取り出すとき、取り出した2個のボールに書かれた整数の積が偶数になる確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、全事象の場合の数を計算します。これは9個のボールから2個を選ぶ組み合わせなので、9C2{}_9C_2で計算できます。
次に、積が奇数になる場合を考えます。積が奇数になるのは、2個とも奇数のボールを選んだ場合のみです。1から9までの奇数は1, 3, 5, 7, 9の5つなので、5C2{}_5C_2で計算できます。
積が偶数になる確率は、1から積が奇数になる確率を引けば求まります。
全事象の場合の数は、
9C2=9×82×1=36{}_9C_2 = \frac{9 \times 8}{2 \times 1} = 36
積が奇数になる場合の数は、
5C2=5×42×1=10{}_5C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
積が偶数になる場合の数は、
3610=2636 - 10 = 26
したがって、積が偶数になる確率は、
2636=1318\frac{26}{36} = \frac{13}{18}

3. 最終的な答え

1318\frac{13}{18}

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