Oを原点とする座標空間に3点A(1, -1, 0), B(1, 1, 4), C(4, 3, 5)がある。平面OABに関して点Cと対称な点をDとする。 (1) $\overrightarrow{OA} \cdot \overrightarrow{OB}$ と三角形OABの面積を求める。 (2) 実数s, t, uを用いて、$\overrightarrow{OD} = s\overrightarrow{OA} + t\overrightarrow{OB} + u\overrightarrow{OC}$ の形で表す。平面OABに関して点Dと点Cは対称であることから、u, $\overrightarrow{CD} \cdot \overrightarrow{OA}$, $\overrightarrow{CD} \cdot \overrightarrow{OB}$, s, tを求める。 (3) 点Cと点Dの間の距離と、四面体OABCの体積を求める。 (4) 三角形ABCの面積と、三角形ABCを底面とする三角錐O-ABCの高さを求める。 (5) 4点A, B, C, Dのすべてを通る球面の中心のz座標と半径を求める。
2025/3/6
1. 問題の内容
Oを原点とする座標空間に3点A(1, -1, 0), B(1, 1, 4), C(4, 3, 5)がある。平面OABに関して点Cと対称な点をDとする。
(1) と三角形OABの面積を求める。
(2) 実数s, t, uを用いて、 の形で表す。平面OABに関して点Dと点Cは対称であることから、u, , , s, tを求める。
(3) 点Cと点Dの間の距離と、四面体OABCの体積を求める。
(4) 三角形ABCの面積と、三角形ABCを底面とする三角錐O-ABCの高さを求める。
(5) 4点A, B, C, Dのすべてを通る球面の中心のz座標と半径を求める。
2. 解き方の手順
(1)
三角形OABの面積は、
(2)
点CとDは平面OABに関して対称なので、
(3)
平面OABの法線ベクトル
四面体OABCの体積
(4)
三角形ABCの面積
四面体OABCの体積は3なので、高さ
(5)
4点A, B, C, Dのすべてを通る球面の中心をP(x, y, z)とする。
球面の中心は線分CDの中点を通るので, Pは平面OABに関して線分CDの中点を通る。
線分CDの中点Mは
中心Pは M + s(2, 2, -1) の形となる。 M + s(2, 2, -1) = P
球の中心Pのz座標は
3. 最終的な答え
(1) 0, 3
(2) -1, 0, 0, 44/17, 54/17
(3) , 3
(4)
(5)