(1) 初めのいくつかの項を計算し、一般項を推測する。
a2=a12+2⋅1⋅a1−2=(−1)2+2(−1)−2=1−2−2=−3 a3=a22+2⋅2⋅a2−2=(−3)2+4(−3)−2=9−12−2=−5 a4=a32+2⋅3⋅a3−2=(−5)2+6(−5)−2=25−30−2=−7 よって、an=−2n+1 と推測できる。 (2) 数学的帰納法を用いて、an=−2n+1 であることを証明する。 (i) n=1 のとき、a1=−2(1)+1=−1 であり、これは与えられた条件と一致する。したがって、n=1 のとき、an=−2n+1 は正しい。 (ii) n=k のとき、ak=−2k+1 が正しいと仮定する。このとき、n=k+1 のときにも、ak+1=−2(k+1)+1 が成り立つことを示す。 ak+1=ak2+2kak−2 である。ak=−2k+1 を代入すると、 \begin{align*} a_{k+1} &= (-2k+1)^2 + 2k(-2k+1) - 2 \\ &= 4k^2 - 4k + 1 - 4k^2 + 2k - 2 \\ &= -2k - 1 \\ &= -2(k+1) + 2 - 1 \\ &= -2(k+1) + 1 \end{align*}
したがって、n=k+1 のときにも、ak+1=−2(k+1)+1 が成り立つ。 (i), (ii) より、すべての自然数 n に対して、an=−2n+1 が成り立つ。