各工場の製造個数が、従業員構成とどのように関係しているかを分析します。
まず、従業員構成を特徴づけるパラメータを定義します。
- x2: 従業員歴1年以上5年未満の人数 与えられたデータから、y=ax1+bx2+cx3 のように、各従業員層の人数と製造個数の間に線形関係があると仮定します。 各工場での従業員数と製造個数のデータを用いて、係数 a,b,c を推定します。 A工場:10500=10a+10b+20c B工場:8750=10a+15b+10c C工場:11250=10a+25b+10c D工場:11000=20a+10b+15c E工場:12250=20a+15b+15c B工場とC工場の差を取ると、11250−8750=(10a+25b+10c)−(10a+15b+10c)、つまり、2500=10b。したがって、b=250。 A工場に b=250 を代入すると、10500=10a+10(250)+20c、つまり、10500=10a+2500+20c。よって、8000=10a+20c、または 400=0.5a+c。 D工場とE工場の差を取ると、12250−11000=(20a+15b+15c)−(20a+10b+15c)、つまり、1250=5b。したがって、b=250。これは以前の結果と一致します。 D工場に b=250 を代入すると、11000=20a+10(250)+15c、つまり、11000=20a+2500+15c。よって、8500=20a+15c。これを5で割ると、1700=4a+3c。 400=0.5a+c を3倍すると、1200=1.5a+3c。 1700=4a+3c から 1200=1.5a+3c を引くと、500=2.5a。したがって、a=200。 400=0.5(200)+c より、400=100+c なので、c=300。 したがって、推定式は y=200x1+250x2+300x3 となります。 F工場の場合、x1=20, x2=25, x3=15 なので、y=200(20)+250(25)+300(15)=4000+6250+4500=14750。