画像に示された数式に基づいて、空欄 [2] と [3] を埋める問題です。特に、共分散 $s_{PQ}$ の式 $s_{PQ} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} (\frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L)(\frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L) = [2] ([3] - P_L)$ の [2] と [3] に入るべきものを求めます。

応用数学統計共分散数式展開データ分析
2025/5/30

1. 問題の内容

画像に示された数式に基づいて、空欄 [2] と [3] を埋める問題です。特に、共分散 sPQs_{PQ} の式
sPQ=i=1nwi0(PitPi0PL)(QitQi0QL)=[2]([3]PL)s_{PQ} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} (\frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L)(\frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L) = [2] ([3] - P_L)
の [2] と [3] に入るべきものを求めます。

2. 解き方の手順

sPQs_{PQ} の式を展開して整理します。
sPQ=i=1nwi0(PitPi0PL)(QitQi0QL)s_{PQ} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} (\frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L)(\frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L)
=i=1nwi0(PitQitPi0Qi0PitPi0QLQitQi0PL+PLQL)= \sum_{i=1}^{n} w_{i0} (\frac{P_{it}Q_{it}}{P_{i0}Q_{i0}} - \frac{P_{it}}{P_{i0}}Q_L - \frac{Q_{it}}{Q_{i0}}P_L + P_L Q_L)
=i=1nwi0PitQitPi0Qi0QLi=1nwi0PitPi0PLi=1nwi0QitQi0+PLQLi=1nwi0= \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}Q_{it}}{P_{i0}Q_{i0}} - Q_L \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{Q_{it}}{Q_{i0}} + P_L Q_L \sum_{i=1}^{n} w_{i0}
ここで、PP=i=1nwi0PitQitPi0Qi0P_P = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}Q_{it}}{P_{i0}Q_{i0}}, PL=i=1nwi0PitPi0P_L = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}}{P_{i0}}, QL=i=1nwi0QitQi0Q_L = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{Q_{it}}{Q_{i0}}, i=1nwi0=1\sum_{i=1}^{n} w_{i0} = 1 なので、
sPQ=PPQLPLPLQL+PLQL=PPPLQLs_{PQ} = P_P - Q_L P_L - P_L Q_L + P_L Q_L = P_P - P_L Q_L
問題文には
sPQ=i=1nwi0(PitPi0PL)(QitQi0QL)=[2]([3]PL)s_{PQ} = \sum_{i=1}^{n} w_{i0} (\frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L)(\frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L) = [2] ([3] - P_L)
とあるので、sPQ=PPQLPLs_{PQ}=P_P-Q_LP_Lをこの形式に変換することを考える。
問題文よりQLQ_Lは与えられていないので、PPQLPLP_P-Q_LP_Lはこれ以上簡単にならない。
しかし、sPQ=PPPLQLs_{PQ}=P_P - P_L Q_Lから、PPP_Pで括り出すことはできなさそうである。
ここで、問題文にある式
PP=i=1nPitQitPi0Qi0Pi0Qi0i=1nPi0Qi0=i=1nwi0PitQitPi0Qi0P_P = \frac{\sum_{i=1}^{n} \frac{P_{it}Q_{it}}{P_{i0}Q_{i0}} P_{i0} Q_{i0}}{\sum_{i=1}^{n} P_{i0} Q_{i0}}=\sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}Q_{it}}{P_{i0}Q_{i0}}
を用いる。
そうすると、sPQs_{PQ}は、
sPQ=i=1nwi0PitQitPi0Qi0PLQLs_{PQ}= \sum_{i=1}^{n} w_{i0} \frac{P_{it}Q_{it}}{P_{i0}Q_{i0}} - P_L Q_L
となり、これ以上簡単にすることができない。
もしかしたら画像の式が間違っている可能性があるので、確認する。
PPQLPLP_P - Q_L P_Lから、QLQ_Lを無理やり括りだすと、
QL(PP/QLPL)Q_L (P_P/Q_L - P_L)
となり、これでは全く違う形になる。
再度問題を確認する。sPQ=i=1nwi0(PitPi0PL)(QitQi0QL)=[2]([3]PL)s_{PQ}=\sum_{i=1}^{n} w_{i0} (\frac{P_{it}}{P_{i0}} - P_L)(\frac{Q_{it}}{Q_{i0}} - Q_L) = [2] ([3] - P_L)
であり、sPQ=PPPLQLs_{PQ}=P_P - P_LQ_Lであったので、[2] [3] に入るものとしてはQLQ_Lしか考えられない。
しかし、これでは辻褄が合わないので、問題の式を疑うことにする。
sPQs_{PQ}PPPLQLP_P - P_LQ_Lなので、[2] [3] にはそれぞれQL,PLQ_L, P_Lが入るはずである。

3. 最終的な答え

画像に誤りがあると仮定すると、QLQ_LPPP_Pが答えになる。しかし、形式的に解答すると:
[2] = QLQ_L
[3] = PPP_P

「応用数学」の関連問題

長さが等しい列車Aと列車Bがあり、BはAの1.5倍の速さで走る。AとBがすれ違うのに10秒かかる。また、列車Aは長さ950mの鉄橋を渡り始めてから渡り終わるまでに60秒かかる。列車Aの長さと秒速をそれ...

速度距離時間連立方程式相対速度
2025/5/31

与えられたベクトル演算式がどのような状態を示すかを、図と文章で説明する問題です。 (a) $\vec{A} \cdot \vec{B} > 0$ (b) $\vec{C} = (\vec{A} + \...

ベクトルベクトル演算内積外積勾配グラディエントスカラー場
2025/5/31

ベクトル $\vec{A} = \vec{i} + \vec{j} + 3\vec{k}$, $\vec{B} = \vec{i} - 2\vec{j} + 3\vec{k}$, $\vec{C} =...

ベクトル内積外積ラプラシアン偏微分
2025/5/31

与えられた微分方程式 $y'' + 4y = \sin{t}$ を、初期条件 $y(0) = 0$ および $y'(0) = 0$ の下で、ラプラス変換を用いて解く問題です。

微分方程式ラプラス変換初期条件逆ラプラス変換
2025/5/31

ラプラス変換を用いて、微分方程式 $y'' + 4y = \sin t$ を解け。初期条件は特に指定されていません。

微分方程式ラプラス変換線形微分方程式
2025/5/31

ベクトル $\vec{A} = A_x \vec{i} + A_y \vec{j} + A_z \vec{k}$ とベクトル $\vec{B} = B_x \vec{i} + B_y \vec{j} ...

ベクトル内積外積勾配発散回転ナブラ演算子
2025/5/31

与えられた微分方程式は、以下の通りです。 $y'' + y = t$ 初期条件は、$t=0$のとき、$y(0) = 1$、$y'(0) = -2$です。

微分方程式ラプラス変換初期条件逆ラプラス変換
2025/5/31

問題251は、起電力$E$、内部抵抗$r$の電池と抵抗$R$が接続された直流回路に関する問題です。 (1) AB間が開いているとき、点Aと点Bの電位を求めます。 (2) AB間に抵抗$x$を接続すると...

電気回路電圧電流抵抗コンデンサー電気量キルヒホッフの法則
2025/5/31

ラスパイレス価格指数($P_L$)とパーシェ価格指数($P_P$)の関係について述べられています。具体的には、まず基準時点の支出シェアのウェイト$w_{i0}$が定義され、$P_L$, 数量指数($Q...

価格指数統計学経済学共分散
2025/5/31

空欄 1 から 5 に当てはまるものを、選択肢 1 から 10 の中から選ぶ問題です。 与えられた情報から、ラスパイレス価格指数($P_L$)、パーシェ価格指数($P_P$)、数量指数($Q_L$)、...

価格指数ラスパイレス指数パーシェ指数数量指数経済指標
2025/5/31