与えられた各整数について、正の約数の個数を求めます。対象となる整数は、108, 675, 81, 360です。

数論約数素因数分解整数の性質
2025/5/29

1. 問題の内容

与えられた各整数について、正の約数の個数を求めます。対象となる整数は、108, 675, 81, 360です。

2. 解き方の手順

各整数を素因数分解し、素因数分解の結果から約数の個数を計算します。整数の素因数分解が p1e1p2e2pnenp_1^{e_1} \cdot p_2^{e_2} \cdots p_n^{e_n} であるとき、約数の個数は (e1+1)(e2+1)(en+1)(e_1 + 1)(e_2 + 1) \cdots (e_n + 1) で与えられます。
(1) 108の場合
108を素因数分解します。
108=2233108 = 2^2 \cdot 3^3
したがって、約数の個数は (2+1)(3+1)=34=12(2+1)(3+1) = 3 \cdot 4 = 12個です。
(2) 675の場合
675を素因数分解します。
675=3352675 = 3^3 \cdot 5^2
したがって、約数の個数は (3+1)(2+1)=43=12(3+1)(2+1) = 4 \cdot 3 = 12個です。
(3) 81の場合
81を素因数分解します。
81=3481 = 3^4
したがって、約数の個数は (4+1)=5(4+1) = 5個です。
(4) 360の場合
360を素因数分解します。
360=233251360 = 2^3 \cdot 3^2 \cdot 5^1
したがって、約数の個数は (3+1)(2+1)(1+1)=432=24(3+1)(2+1)(1+1) = 4 \cdot 3 \cdot 2 = 24個です。

3. 最終的な答え

(1) 108の正の約数の個数は12個です。
(2) 675の正の約数の個数は12個です。
(3) 81の正の約数の個数は5個です。
(4) 360の正の約数の個数は24個です。

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