完全競争市場では、企業は価格=限界費用(MC)となるように生産量を決定します。しかし、この問題では限界費用が与えられていません。しかし、長期均衡では、企業は平均費用(AC)が最小となるように生産量を決定します。したがって、ACを最小化します。
まず、AC=x2−6x+24 を最小化するために、微分して0とおきます。 dxdAC=2x−6 dxdAC=0 となる x を求めます。 次に、与えられた市場価格が39であることを考慮します。完全競争市場において、企業は価格=限界費用(MC)となるように生産量を決定します。しかし、長期均衡においては、価格は平均費用(AC)の最小値と等しくなります。
求めた x=3 を平均費用の式に代入し、最小の平均費用を求めます。 AC=(3)2−6(3)+24=9−18+24=15 市場価格が39であるということは、長期均衡ではないことを意味します。
ここでは、市場価格が39であるとき、平均費用 AC は39に等しいと仮定して、最適な生産量 x を計算します。 AC=x2−6x+24=39 x2−6x+24−39=0 x2−6x−15=0 x=2a−b±b2−4ac x=2(1)6±(−6)2−4(1)(−15) x=26±36+60 x=26±96 x=26±46 x=3±26 x>0 より、x=3+26 になります。 26≈2∗2.449=4.898 x≈3+4.898≈7.898 しかし、問題文には「最適な生産量は整数である」という記述がないため、整数に丸めることはできません。
平均費用と市場価格が一致するのは、企業が利潤ゼロで操業している状態を意味するので、AC = 39となる生産量を求めます。
x2−6x+24=39 x2−6x−15=0 上記の解の公式を使って
x=3±26 x>0 なので x=3+26≈7.90 問題文の指示に従い、半角数字で入力します。