単純支持はりに集中荷重 $P = 200N$ が加えられている。せん断力図 (SFD) と曲げモーメント図 (BMD) を描く問題です。支点Aから荷重までの距離は0.3m、荷重から支点Bまでの距離は0.2mです。
2025/6/20
1. 問題の内容
単純支持はりに集中荷重 が加えられている。せん断力図 (SFD) と曲げモーメント図 (BMD) を描く問題です。支点Aから荷重までの距離は0.3m、荷重から支点Bまでの距離は0.2mです。
2. 解き方の手順
(1) 反力の計算
まず、支点Aと支点Bの反力を計算します。
支点Aの反力を 、支点Bの反力を とします。
力の釣り合いより、
支点Aまわりのモーメントの釣り合いを考えると、
よって、
(2) せん断力図 (SFD) の作成
Aから荷重がかかる点まで、せん断力は で一定です。荷重がかかる点で200N下向きに変化するので となります。荷重がかかる点からBまではせん断力は で一定です。
(3) 曲げモーメント図 (BMD) の作成
Aから荷重がかかる点まで、曲げモーメントは で表されます。ここで はAからの距離です。
荷重がかかる点での曲げモーメントは となります。
荷重がかかる点からBまで、曲げモーメントは直線的に減少します。
B地点では曲げモーメントは0となります。
3. 最終的な答え
SFD:
- Aから荷重まで: 80N
- 荷重からBまで: -120N
BMD:
- Aから荷重まで: 傾き80Nの直線
- 荷重地点のモーメント: 24Nm
- 荷重からBまで: 直線的に0へ減少
(SFDとBMDのグラフは省略します。上記の値を用いてグラフを作成してください。)