直線 $l: y = x + 6$ と直線 $m: y = -x + 10$ があります。 直線 $l$ と $x$ 軸との交点を A、直線 $m$ と $x$ 軸との交点を B、直線 $l$ と直線 $m$ との交点を C とします。 (1) A, B, C の座標をそれぞれ求めます。 (2) 線分 BC の中点の座標を求めます。 (3) 点 A を通り、三角形 ABC の面積を二等分する直線の式を求めます。

幾何学座標平面直線交点三角形面積中点
2025/3/26

1. 問題の内容

直線 l:y=x+6l: y = x + 6 と直線 m:y=x+10m: y = -x + 10 があります。
直線 llxx 軸との交点を A、直線 mmxx 軸との交点を B、直線 ll と直線 mm との交点を C とします。
(1) A, B, C の座標をそれぞれ求めます。
(2) 線分 BC の中点の座標を求めます。
(3) 点 A を通り、三角形 ABC の面積を二等分する直線の式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) A, B, C の座標を求める
点 A は直線 llxx 軸との交点なので、y=x+6y = x + 6y=0y = 0 を代入します。
0=x+60 = x + 6
x=6x = -6
よって、A の座標は (6,0)(-6, 0) です。
点 B は直線 mmxx 軸との交点なので、y=x+10y = -x + 10y=0y = 0 を代入します。
0=x+100 = -x + 10
x=10x = 10
よって、B の座標は (10,0)(10, 0) です。
点 C は直線 ll と直線 mm との交点なので、連立方程式を解きます。
y=x+6y = x + 6
y=x+10y = -x + 10
x+6=x+10x + 6 = -x + 10
2x=42x = 4
x=2x = 2
y=2+6=8y = 2 + 6 = 8
よって、C の座標は (2,8)(2, 8) です。
(2) 線分 BC の中点の座標を求める
B の座標は (10,0)(10, 0)、C の座標は (2,8)(2, 8) なので、中点の座標は (10+22,0+82)=(6,4)\left(\frac{10 + 2}{2}, \frac{0 + 8}{2}\right) = (6, 4) です。
(3) 点 A を通り、三角形 ABC の面積を二等分する直線の式を求める
三角形 ABC の面積を二等分する直線は、辺 BC の中点を通ります。
辺 BC の中点は (2) で求めた (6,4)(6, 4) です。
点 A の座標は (6,0)(-6, 0) なので、求める直線は点 (6,0)(-6, 0) と点 (6,4)(6, 4) を通ります。
直線の傾きは 406(6)=412=13\frac{4 - 0}{6 - (-6)} = \frac{4}{12} = \frac{1}{3} です。
直線の式を y=13x+by = \frac{1}{3}x + b とすると、点 (6,0)(-6, 0) を通るので、
0=13(6)+b0 = \frac{1}{3}(-6) + b
0=2+b0 = -2 + b
b=2b = 2
よって、求める直線の式は y=13x+2y = \frac{1}{3}x + 2 です。

3. 最終的な答え

(1) A: (6,0)(-6, 0), B: (10,0)(10, 0), C: (2,8)(2, 8)
(2) (6,4)(6, 4)
(3) y=13x+2y = \frac{1}{3}x + 2

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