与えられた数列の一般項、または数列の和を求める問題だと考えられます。数列は $\frac{1}{1 \cdot 5}, \frac{1}{5 \cdot 9}, \frac{1}{9 \cdot 13}, \dots$ です。

代数学数列部分分数分解シグマ等差数列telescoping sum
2025/5/30

1. 問題の内容

与えられた数列の一般項、または数列の和を求める問題だと考えられます。数列は 115,159,1913,\frac{1}{1 \cdot 5}, \frac{1}{5 \cdot 9}, \frac{1}{9 \cdot 13}, \dots です。

2. 解き方の手順

まず、一般項を求めます。数列の各項の分母は、(1,5),(5,9),(9,13),(1, 5), (5, 9), (9, 13), \dots となっています。
分母の最初の数は 1,5,9,1, 5, 9, \dots で、これは初項1、公差4の等差数列です。第n項は 1+(n1)4=4n31 + (n-1)4 = 4n - 3 となります。
分母の次の数は 5,9,13,5, 9, 13, \dots で、これは初項5、公差4の等差数列です。第n項は 5+(n1)4=4n+15 + (n-1)4 = 4n + 1 となります。
したがって、数列の一般項 ana_n は、
an=1(4n3)(4n+1)a_n = \frac{1}{(4n-3)(4n+1)}
と表されます。
次に、部分分数分解をします。
1(4n3)(4n+1)=A4n3+B4n+1\frac{1}{(4n-3)(4n+1)} = \frac{A}{4n-3} + \frac{B}{4n+1}
両辺に (4n3)(4n+1)(4n-3)(4n+1) を掛けると、
1=A(4n+1)+B(4n3)1 = A(4n+1) + B(4n-3)
n=34n = \frac{3}{4} を代入すると、
1=A(4(34)+1)+B(0)=4A1 = A(4(\frac{3}{4})+1) + B(0) = 4A
A=14A = \frac{1}{4}
n=14n = -\frac{1}{4} を代入すると、
1=A(0)+B(4(14)3)=4B1 = A(0) + B(4(-\frac{1}{4})-3) = -4B
B=14B = -\frac{1}{4}
よって、
an=14(14n314n+1)a_n = \frac{1}{4} \left( \frac{1}{4n-3} - \frac{1}{4n+1} \right)
数列の和 Sn=k=1nakS_n = \sum_{k=1}^{n} a_k を計算します。
Sn=14k=1n(14k314k+1)S_n = \frac{1}{4} \sum_{k=1}^{n} \left( \frac{1}{4k-3} - \frac{1}{4k+1} \right)
Sn=14[(1115)+(1519)+(19113)++(14n314n+1)]S_n = \frac{1}{4} \left[ \left( \frac{1}{1} - \frac{1}{5} \right) + \left( \frac{1}{5} - \frac{1}{9} \right) + \left( \frac{1}{9} - \frac{1}{13} \right) + \dots + \left( \frac{1}{4n-3} - \frac{1}{4n+1} \right) \right]
これはtelescoping sumなので、
Sn=14(114n+1)S_n = \frac{1}{4} \left( 1 - \frac{1}{4n+1} \right)
Sn=14(4n+114n+1)=14(4n4n+1)S_n = \frac{1}{4} \left( \frac{4n+1-1}{4n+1} \right) = \frac{1}{4} \left( \frac{4n}{4n+1} \right)
Sn=n4n+1S_n = \frac{n}{4n+1}

3. 最終的な答え

数列の第n項は
an=1(4n3)(4n+1)=14(14n314n+1)a_n = \frac{1}{(4n-3)(4n+1)} = \frac{1}{4} \left( \frac{1}{4n-3} - \frac{1}{4n+1} \right)
数列の和は
Sn=n4n+1S_n = \frac{n}{4n+1}

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