与えられた不等式 $|2x + 5| > 2$ を解き、$x$ の範囲を求めます。

代数学絶対値不等式一次不等式
2025/5/31

1. 問題の内容

与えられた不等式 2x+5>2|2x + 5| > 2 を解き、xx の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

絶対値を含む不等式は、絶対値の中身が正の場合と負の場合に分けて考えます。
* **場合1:** 2x+502x + 5 \geq 0 のとき、 2x+5=2x+5|2x + 5| = 2x + 5 となります。したがって、不等式は 2x+5>22x + 5 > 2 となります。
2x+5>22x + 5 > 2
2x>32x > -3
x>32x > -\frac{3}{2}
このとき、2x+502x + 5 \geq 0 より x52x \geq -\frac{5}{2} である必要があります。x>32x > -\frac{3}{2}x52x \geq -\frac{5}{2} を満たしているので、x>32x > -\frac{3}{2} が解の一つとなります。
* **場合2:** 2x+5<02x + 5 < 0 のとき、 2x+5=(2x+5)|2x + 5| = -(2x + 5) となります。したがって、不等式は (2x+5)>2-(2x + 5) > 2 となります。
(2x+5)>2-(2x + 5) > 2
2x5>2-2x - 5 > 2
2x>7-2x > 7
2x<72x < -7
x<72x < -\frac{7}{2}
このとき、2x+5<02x + 5 < 0 より x<52x < -\frac{5}{2} である必要があります。x<72x < -\frac{7}{2}x<52x < -\frac{5}{2} を満たしているので、x<72x < -\frac{7}{2} が解の一つとなります。
以上より、解は x>32x > -\frac{3}{2} または x<72x < -\frac{7}{2} となります。

3. 最終的な答え

x<72x < -\frac{7}{2} または x>32x > -\frac{3}{2}

「代数学」の関連問題

xy平面上に2つの放物線$C: y=(x-a)^2+b$ と $D: y=-x^2$ がある。 (1) $C$ と $D$ が異なる2点で交わり、その2交点のx座標の差が1となるように実数$a, b$...

二次関数放物線軌跡判別式交点
2025/6/2

与えられた行列の積を計算する問題です。 $(2 \ 3 \ -1) \begin{pmatrix} 1 & -1 \\ 2 & 1 \\ 5 & 3 \end{pmatrix} \begin{pmat...

行列行列の積線形代数
2025/6/2

与えられた行列 A, B, C, D, E, F に対して、以下の条件を満たす行列をそれぞれすべて選択する問題です。 (1) 単位行列 (2) 交代行列 (3) 対角行列 (4) 正則でない正方行列 ...

線形代数行列正則単位行列交代行列対角行列
2025/6/2

2つの関数 $y = x^2$ と $y = x + k$ のグラフが接する時の $k$ の値を求める。

二次関数判別式接する二次方程式
2025/6/2

関数 $y = -|x-2| + 3$ (これを式①とします) について、以下の問いに答えます。 (1) 式①のグラフを描く。 (2) $-1 \le x \le 3$ の範囲における式①の値域を求め...

絶対値グラフ値域不等式
2025/6/2

(1) 行列 $\begin{pmatrix} 5 & 2 \\ 10 & a \end{pmatrix}$ が正則であるための条件と、その逆行列を求める。 (2) $\begin{pmatrix} ...

行列逆行列行列式線形代数
2025/6/2

行列 $A = \begin{pmatrix} 5 & 2 \\ 1 & 1 \end{pmatrix}$ と $B = \begin{pmatrix} 2 & 2 \\ 1 & 4 \end{pma...

行列逆行列連立方程式
2025/6/2

次の式の取りうる値の範囲を求める問題です。 (1) $ \sin\theta + 2 $ ($ 0^\circ \leq \theta \leq 180^\circ $) (2) $ 3\cos\th...

三角関数関数の最大最小不等式
2025/6/2

## 1. 問題の内容

式の計算因数分解式の値不等式連立不等式
2025/6/2

## 1. 問題の内容

行列行列の加算行列の乗算転置行列逆行列行列式
2025/6/2