不等式 $|x - \frac{a}{b}| \le |\frac{b}{a}|$ を解き、さらに不等式 $k \le x \le k+3$ とともに満たす整数 $x$ がちょうど2個存在するような定数 $k$ の値の範囲を求める問題です。

代数学不等式絶対値整数場合分け数直線
2025/5/30

1. 問題の内容

不等式 xabba|x - \frac{a}{b}| \le |\frac{b}{a}| を解き、さらに不等式 kxk+3k \le x \le k+3 とともに満たす整数 xx がちょうど2個存在するような定数 kk の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、不等式 xabba|x - \frac{a}{b}| \le |\frac{b}{a}| を解きます。
絶対値の不等式なので、
baxabba-\left| \frac{b}{a} \right| \le x - \frac{a}{b} \le \left| \frac{b}{a} \right|
となります。各辺に ab\frac{a}{b} を足すと、
abbaxab+ba\frac{a}{b} - \left| \frac{b}{a} \right| \le x \le \frac{a}{b} + \left| \frac{b}{a} \right|
となります。
次に、kxk+3k \le x \le k+3 を満たす整数 xx がちょうど2個存在するように、kk の範囲を求めます。
abbaxab+ba\frac{a}{b} - \left| \frac{b}{a} \right| \le x \le \frac{a}{b} + \left| \frac{b}{a} \right| の範囲に含まれる整数が、kxk+3k \le x \le k+3 の範囲にちょうど2個含まれる条件を考える必要があります。
区間の幅が3なので、幅が1の整数を3つ含むことはありません。
区間 abba\frac{a}{b} - |\frac{b}{a}| から ab+ba\frac{a}{b} + |\frac{b}{a}| に整数が2つだけ含まれている状況を考えます。
kxk+3k \le x \le k+3 に整数がちょうど2つ含まれるためには、以下の条件を満たす必要があります。
abba\frac{a}{b} - \left| \frac{b}{a} \right|ab+ba\frac{a}{b} + \left| \frac{b}{a} \right| の具体的な値によって場合分けが必要になります。
仮に、abba=A\frac{a}{b} - \left| \frac{b}{a} \right| = Aab+ba=B\frac{a}{b} + \left| \frac{b}{a} \right| = B とおきます。
AxBA \le x \le Bkxk+3k \le x \le k+3 の共通部分に整数が2つだけ含まれる条件を考える必要があります。
AxBA \le x \le Bの範囲に含まれる整数の個数によって、さらに場合分けして検討する必要があります。
問題文の不等式を同時に満たす整数xがちょうど2個になる条件から、kの範囲を求めます。

3. 最終的な答え

最終的な答えは、aとbの値によって変わってきます。問題文の情報だけでは、具体的なkの範囲を求めることができません。

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