(1) $AB=6cm$, $AC=5cm$ の $\triangle ABC$ がある。辺 $AB$ 上に $AD=3cm$ となる点 $D$ をとり、辺 $AC$ 上に $\angle AED = \angle ABC$ となる点 $E$ をとる。このとき、線分 $AE$ の長さを求める。 (2) $l // m$ であるとき、$\angle x$ の大きさを求める。 (3) 円錐の展開図において、円錐の底面の半径を求める。 (4) 底面の半径が $4cm$、高さが $3cm$ の円柱と、底面の半径が $4cm$、高さが $3cm$ の円錐を合わせた立体の体積を求める。 (5) 体積が $144cm^3$ の円錐を底面に平行な平面で切ると、底面の円の半径と切り口の円の半径の比は $2:1$ であった。上の部分の円錐の体積を求める。

幾何学相似平行線円錐体積展開図
2025/3/26

1. 問題の内容

(1) AB=6cmAB=6cm, AC=5cmAC=5cmABC\triangle ABC がある。辺 ABAB 上に AD=3cmAD=3cm となる点 DD をとり、辺 ACAC 上に AED=ABC\angle AED = \angle ABC となる点 EE をとる。このとき、線分 AEAE の長さを求める。
(2) l//ml // m であるとき、x\angle x の大きさを求める。
(3) 円錐の展開図において、円錐の底面の半径を求める。
(4) 底面の半径が 4cm4cm、高さが 3cm3cm の円柱と、底面の半径が 4cm4cm、高さが 3cm3cm の円錐を合わせた立体の体積を求める。
(5) 体積が 144cm3144cm^3 の円錐を底面に平行な平面で切ると、底面の円の半径と切り口の円の半径の比は 2:12:1 であった。上の部分の円錐の体積を求める。

2. 解き方の手順

(1)
ADE\triangle ADEABC\triangle ABC について、A=A\angle A = \angle A, AED=ABC\angle AED = \angle ABC より、ADEABC\triangle ADE \sim \triangle ABC である。
したがって、ADAB=AEAC\frac{AD}{AB} = \frac{AE}{AC} が成り立つ。
AD=3cmAD=3cm, AB=6cmAB=6cm, AC=5cmAC=5cm より、36=AE5\frac{3}{6} = \frac{AE}{5} となる。
AE=36×5=52=2.5AE = \frac{3}{6} \times 5 = \frac{5}{2} = 2.5
(2)
l//ml // m より、錯角は等しいので、x\angle x の隣の角は 4040^\circ となる。
よって、x=15040=110\angle x = 150^\circ - 40^\circ = 110^\circ
(3)
円錐の展開図において、扇形の弧の長さは、円錐の底面の円周に等しい。
扇形の弧の長さは 2π×8×150360=2π×8×512=203π2\pi \times 8 \times \frac{150}{360} = 2\pi \times 8 \times \frac{5}{12} = \frac{20}{3} \pi
円錐の底面の半径を rr とすると、2πr=203π2\pi r = \frac{20}{3} \pi
r=103r = \frac{10}{3}
(4)
円柱の体積は、πr2h=π×42×3=48π\pi r^2 h = \pi \times 4^2 \times 3 = 48\pi
円錐の体積は、13πr2h=13π×42×3=16π\frac{1}{3} \pi r^2 h = \frac{1}{3} \pi \times 4^2 \times 3 = 16\pi
合計の体積は、48π+16π=64π48\pi + 16\pi = 64\pi
(5)
底面の半径の比が 2:12:1 であるから、高さの比も 2:12:1 である。
体積比は (2:1)3=8:1(2:1)^3 = 8:1 である。
全体の円錐の体積は 144cm3144cm^3 なので、上の部分の円錐の体積は 18×144=18\frac{1}{8} \times 144 = 18

3. 最終的な答え

(1) 2.5
(2) 110
(3) 103\frac{10}{3}
(4) 64π64\pi
(5) 18

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