図の(1),(2),(3)において、$x$ の値を求めよ。ただし、Oは円の中心である。(3)では、直線PTは円の接線で、Tは接点である。

幾何学方べきの定理接線中心半径図形二次方程式
2025/3/8

1. 問題の内容

図の(1),(2),(3)において、xx の値を求めよ。ただし、Oは円の中心である。(3)では、直線PTは円の接線で、Tは接点である。

2. 解き方の手順

(1)
円の中心Oから弦に垂線を引くと、弦は二等分される。したがって、x+3x+3 は円の半径であり、x+1+1=x+2x+1+1 = x+2 も円の半径である。
よって、x+3=x+2+1x+3 = x+2 +1 。また、半径がx+3x+3であることから、1×5=x×x+31 \times 5 = x \times x+3
これから、5=x2+3x5 = x^2+3x
x2+3x5=0x^2+3x-5 = 0 を解くと、x=3±9+202=3±292x = \frac{-3 \pm \sqrt{9+20}}{2} = \frac{-3 \pm \sqrt{29}}{2}
x>0x>0であることから、x=3+292x = \frac{-3 + \sqrt{29}}{2}
(2)
方べきの定理より、2×6=(x3)(x+3)2 \times 6 = (x-3)(x+3)。これから、12=x2912 = x^2 - 9
x2=21x^2 = 21
x>0x>0であるから、x=21x = \sqrt{21}
(3)
方べきの定理より、82=x(x+6)8^2 = x(x+6)。これから、64=x2+6x64 = x^2 + 6x
x2+6x64=0x^2 + 6x - 64 = 0 を解くと、x=6±36+2562=6±2922=6±2732=3±73x = \frac{-6 \pm \sqrt{36+256}}{2} = \frac{-6 \pm \sqrt{292}}{2} = \frac{-6 \pm 2\sqrt{73}}{2} = -3 \pm \sqrt{73}
x>0x>0であるから、x=3+73x = -3 + \sqrt{73}

3. 最終的な答え

(1) x=3+292x = \frac{-3 + \sqrt{29}}{2}
(2) x=21x = \sqrt{21}
(3) x=3+73x = -3 + \sqrt{73}
(1) 3+292\frac{-3+\sqrt{29}}{2}
(2) 21\sqrt{21}
(3) 3+73-3+\sqrt{73}
問題文の画像には、(1)の答えが2、(2)の答えが21\sqrt{21}、(3)の答えが4と書いてありますが、どれも正しくありません。

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